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2009年度購入作品
赤いスカルプチャー
赤いスカルプチャー 川上 雅史 油画 100cm×80.3cm
 私は、見世物小屋の「見世物」のような、「意味・内容」を欠いた「刺激としての表面」を持った「作品」を作りたいと考えています。

 私は「写真画像」を用いて「人間をデフォルメ」します。それは「人間の奇形」を見た時の形容し難い「刺激」を得るためのものです。その刺激は、意味・内容の伝達によって感じられるものではなく、人間の感覚や心の反射的な「反応」の結果として感じられるもののように思われ、私はそこに、意味・内容を欠いた刺激としての表面を見ています。それは「人間にとっての現実」に限りなく近い「非現実的なもの」のように見え、私たちはその落差に驚嘆しているのだとも言えます。

 私は、「現実的な非現実」のビジョンを、写真画像を操作し、人間をデフォルメすることで生み出し、それをキャンバスへと機械的に(コピー機のように)描き写すことで、刺激としての表面が貼り付いたような「絵画」を作りたいと考えています。それは、見世物小屋がそうであったように、刺激としての表面の追求によって、意味・内容を欠いた状態のまま、観者の感覚や心に反応を生み出そうとする試みだと言えます。
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