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2010年 メッセージ一覧



2010年12月
「〜年の瀬を感じて〜」
 京都では、「弘法さんが晴れやったら、天神さんは雨や」と昔から言われています。これは、21日の弘法さんと25日の天神さんに掛けて、5日程度で変化する天候のサイクルを指した俗諺です。『弘法さん』とは、東寺にて毎月21日に開かれる弘法市、『天神さん』とは北野天満宮にて毎月25日に開かれる天神市、京都の二大縁日のことです。
 一年の締めくくりとして「終い弘法」と「終い天神」に出かける時に、年の瀬を感じる方も多いのではないでしょうか。終い弘法も終い天神も、迎春気分あふれる華やかな市です。お正月の祝箸(いわいばし)やお屠蘇(おとそ)などが授与され、参道には毎月おなじみの露店に加えて、葉ボタンや〆飾り(しめかざり)、荒巻き鮭、干し柿など…
 年の瀬に一段と賑わう市に、足を運んでみませんか。

2010年11月
「〜龍馬ゆかりの地〜」
 幕末の志士、坂本龍馬。京都には龍馬ゆかりの地が数多く残されています。
 その一つ、東山の京都霊山護国神社には坂本龍馬、中岡慎太郎、木戸孝允(桂小五郎)をはじめ多くの志士たちの墓碑が並び、龍馬の命日である11月15日には墓前にて「龍馬祭」が行われ、参拝者により彼らの冥福が祈られます。
 枝垂れ桜で有名な桜の名所、円山公園には、龍馬と中岡慎太郎の像が京都市内を望むように立っています。志半ばに生涯を閉じた龍馬ですが、今は穏やかな気持ちで紅葉の深まる京都を見守っているのでしょうか。
 龍馬に思いを馳せ、足跡を訪ねて、彩り移ろう京都を旅してみませんか…。

2010年10月
「〜京料理をいただく日〜」
 京都では“何の日に何を食べるか”を律儀に守ることをよしとする風潮があります。
 例えば10月の行事「えびす講」の日は、「笹に小判」に見立てた縁起物の「葱とはんぺい」のお汁をいただきます。九条葱を福笹、はんぺいを小判に見立てた質素な汁物で、京都のお商売人さんはえべっさん(恵比寿神社) にお参りに行き、「笹に小判」を食べて縁起を担ぎます。
 他にも行事とは別に毎月食べる料理もあります。1日には鰊昆布(にしんこぶ)、8のつく日には荒布(あらめ)、15日には小豆ごはん、末日にはおから等。
 決まった日に決まった料理を食べることで、京都の人々は昔の知恵と習わしを引き継いでいるのですね。

2010年9月
「〜思い描く庭園〜」
日本庭園といえば、池など水のある場所というイメージがありますが、枯山水庭園は、水を使わず砂や石で水の流れや山を表現しています。中でも水を表現するのに重要な役目を果たしているのが白砂に描かれる砂紋。触っても冷たい水は無いけれど、この模様があるからこそ水を感じることができます。
 同じ道具を使い、同じ順番で線を引いても、引く人によっても砂紋の出来が違うそうです。砂紋に想像力をかけあわせて庭園を思い描く…見る人によって幾重にも変化する解釈、描いた方の思い…
 枯山水庭園には色褪せない新しさを感じることでしょう。


2010年8月
「〜京都のお盆と夏野菜〜」
 京都には野菜にまつわる行事が数多くあります。夏の行事としては疫病除けの「きゅうり封じ」や夏バテ防止・健康祈願の「かぼちゃ供養」などが有名です。
 また、京都ではお盆の期間中、仏壇の前に盆棚を設けて季節の野菜などをお供えし、ご先祖様の霊にしばらく滞在してもらう習慣があります。ここで登場する夏野菜といえば、ナスとキュウリです。割り箸や爪楊枝を4本の足に見立ててナスやキュウリに刺した「精霊馬(しょうりょううま)」というお供え物をご存知ですか。ご先祖様をお迎えする時は「馬(=キュウリ)に乗って早く帰ってきてください」、お送りする時は「牛(=ナス)に乗ってゆっくりあの世に戻ってください」という願いが込められているそうです。
 お盆が過ぎるといよいよ夏も終わりですね…


2010年7月
「〜七夕〜」
 天の川をはさんできらめく彦星と織姫…『七夕』は、恋人同士の二人が一年に一度、この日だけ会うことができるという中国の伝説に、日本古来のお盆の行事などが融合して受け継がれてきたものだと言われています。七夕といえば短冊に願い事を書いて笹に飾ることが一般的に行なわれていますが、その風習は日本特有のものだそうです。 
 京都では旧暦の七夕の時期にあたる8月6日から15日まで、新たな夏の風物詩として「京の七夕」が開催されます。“一年に一度、願いごとをする”という七夕の節句に改めて目を向け、様々な願いを全国から募って天に届けるというイベントです。今年の夏は、京都ならではの“現代版・七夕”にぜひ参加しましょう。


2010年6月
「〜京の奥座敷〜」
 三方を山に囲まれている京都の夏は、非常に蒸し暑いことで有名です。しかし、そんな京都の中でも涼しさを体感できる場所があるのをご存知ですか。“京の奥座敷・貴船”です。京都市内中心部に比べると気温が5〜6℃低く、街中とは別世界の清々しい空間が広がっています。
 貴船の夏といえば“川床”ですよね。貴船川の水面より数十センチ上に作られた川床では、大自然を間近に食事を楽しむことができます。手を伸ばせば川の水に触れることができるのも貴船の川床ならではです。また、周辺にはいわゆる「パワースポット」と呼ばれる神秘的な風景も数多くあり、日頃の疲れを癒してエネルギーを蓄えるのにぴったりの場所ではないでしょうか。
 夏の間はずっと冷房に頼りっぱなし…という方もおられるかもしれませんが、今年の夏はぜひ、京都の「天然クーラー」を体験してみてください。


2010年5月
「〜青もみじ〜」
 遅咲きの桜が散ると、京都の街は次第にさわやかな風に包まれ、初夏の新緑が美しい「青もみじ」の季節を迎えます。太陽の光を浴びてきらめくもみじの葉が色鮮やかで、とても心地よい季節です。青もみじが風に揺れる風景は、紅葉の季節とはまたひと味違った風情を感じさせてくれます。
 王朝絵巻さながらの光景が古都に甦る葵祭、粋な町衆文化を受け継ぐ鴨川納涼床や清流のせせらぎが涼しさを演出する貴船・高雄の川床、寺院の特別公開…青もみじと共に、清々しいこの時期ならではの京都を楽しんでみませんか。きっと素敵な風景にたくさん出会えるはずです。



2010年4月
「〜伏見の春〜」
 桜の開花と共に、『伏見・十石舟』の運行が始まります。
 豊臣秀吉の城下町として開かれた「京都・伏見」は、江戸時代には水陸交通の要衝となり、毎日数多くの舟が行き交う一大港町として繁栄しました。今の京橋付近が港の中心であったと言われており、坂本龍馬が襲撃された「寺田屋」など、歴史上の重要な舞台となった場所が今も面影を残しています。
 江戸時代から明治時代末期まで、伏見の酒や米などを大阪に運んでいた輸送船が『十石舟』です。今では川沿いに広がる美しい散策路を川面から楽しむことのできる遊覧船として、多くの観光客で賑わっています。
 当時に想いを馳せながら、酒蔵や古い町屋が並ぶ景観の中をゆったりと進む舟旅に出掛けませんか…



2010年3月
「〜春の訪れ〜」

 冬の厳しい寒さが緩むと、梅のつぼみが膨らみ始めます。春の花々に先駆けて美しく花を咲かせる『梅』は、古くから“気高さ”や“長寿”の象徴として人々に愛されてきました。桜に比べると咲くのも散るのもゆっくりなので、焦らずのんびり鑑賞できるのがうれしいですよね。
 京都には梅の見どころや梅園が数多くあり、「早咲き」「遅咲き」それぞれの見頃に合わせて、梅にちなんだ行事が各地で開催されています。“厳しい美しさ、あでやかさ”という花言葉の通り、まだ少し肌寒い空の下で凛と咲く梅の花が、良い香りと共に春を連れてきてくれます…



2010年2月
「〜鬼は外!福は内!!〜」

 『節分』とは「季節の分かれ目」を意味し、本来は立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前日を指すものです。その中でも特に立春は、厳しい冬を乗り越えて暖かな春に向かうおめでたい日とされたことから、次第に『節分』といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
 新年を幸多き年にするために、災いをもたらす鬼を追い払う節分行事といえば「豆まき」。「鬼は外!福は内!!」の掛け声とともに豆をまき、家の中に溜まった邪気を追い出すというお馴染みのものです。豆まきには必ず炒った大豆=「福豆」を使います。拾い忘れた大豆から芽が出てしまうと縁起が悪いと言われています。
 豆まきが済んだら自分の数え年と同じ数だけ福豆を食べましょう。きっと健康で幸せな1年を過ごすことができるはずです…




2010年1月
「〜にらみ鯛〜」

 尾頭付きの鯛の塩焼きには三が日の間決して箸をつけない…というのが、京都のお正月の慣わしである「にらみ鯛」です。 
 鯛は“めでたい”魚としてお正月の膳には欠かせない縁起物ですが、京都では三が日の間はただ飾っておくだけで箸はつけません。食べずにずっと鯛をにらんでいるから、もしくは鯛の目が家族をにらんでいるから「にらみ鯛」と呼び、にらむことで一年の災いを近寄らせないようにするという、無病息災を願う伝統的な風習です。最近では形式だけとしている家庭も多くなっているようですが、三日ほど経った鯛は身が締まってちょうど食べ頃になるそうです。
 京都には『食』に関する慣わしがたくさんありますが、このような伝統的な慣わしにはご先祖様の想いや知恵がたくさん詰まっているのですね…


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