前段で営業と事務、両方の経験があることが強みと述べていますが、結婚・出産・育児を経験し、今のキャリアがあるということも私の強みであり、誇りであると捉えています。良かったこともつらかったこともたくさん経験してきているので、今後はあらゆる悩みに寄り添いながら、女性行員のロールモデルになれればと考えています。そして、皆の可能性を伸ばす一助になることで、女性の管理職や支店長が自然に増えていくことを願っています。
事務と営業の経験が私の強み
個人特化型支店の支店長として、支店全員が預かり資産を推進しやすい環境や体制作りに注力しながら、自らも率先して地元資産家や法人オーナー等富裕層へのアプローチを行っています。
私はこれまで事務と営業の両方を経験してきました。営業の厳しさ・難しさは身にしみて感じていますし、営業担当者が営業活動に集中できるのは、事務担当者がさまざまな事務処理を確実に行っているからだということもよくわかります。支店長として支店をより良くしたい、支店のみんなが気持ち良く仕事できる環境を作りたいと考えるうえで、両方の経験を持っていることは非常に役立っており、支店の運営にも存分に生かせています。ですから今は、「支店の行員全員が同じ方向を向き、お客さまのためにやりがいを持って仕事ができる環境」を作っていくことにやりがいを感じています。近年はグループ会社との連携も進み、銀行業務だけに留まらず、自らの意思でグループ会社の仕事に携わり、知識の幅を広げていくこともできるようになりました。当行にはそうしたチャンスが豊富にあること、その面白さややりがいを配下行員に伝えていくことも、支店長としての大きな役割だと思っています。

思い描いた以上の仕事とキャリア
大学時代は接客業を希望しており、当初はその中でも航空会社やホテル、百貨店等への就職を考えていました。大学の就職サポート担当者はそんな私を諭し、企業の健全性や成長性をしっかり見るようにと指導をしてくださって、そのとき勧められたのが京都銀行です。それがきっかけで当行の企業内容を調べるうちに、強い財務体質を持ち、かつ地元に根付いた企業であることや、事務と営業の区別がなく総合職としてキャリアアップが望める企業であることがわかり、「こういう企業で働きたい」と思うようになりました。私が今、やりがいのあるポジションで、学生のときに思い描いた以上の充実した仕事ができていることは、その就職サポート担当者のおかげであり、今でも心から感謝しています。
心を燃やして取り組んだ難題
ある支店に着任した際、メンバーがバラバラでまとまりがなく、皆が無難に仕事をしている集まりのようなチームがありました。私は難題を突き付けられると燃えるタイプで、他の役席と協力し、リーダーシップやマネジメント、チームビルディングを研修で学び、その知識をふんだんに盛り込んだ「強いチームを作り上げるための育成計画」を作成しました。その作成にも、それを現場に落とし込むことにも時間はかかりましたが、結果、支店として業績表彰を受けるなど、高い目標をクリアできる強いチームに生まれ変わることができました。小さくても成功体験を積み重ね、行員それぞれがやりがいを感じながら仕事に取り組めるようになったことで、一過性ではなく継続して高い成果を出せるようになったのだと思います。
当時のメンバーは皆、それぞれに昇格し、各々の持ち場で、その場所に適した育成計画を主体的に進めるなど、当時の経験を生かして活躍してくれているようです。

今なお挑戦と成長の連続
もしかしたら、支店長になった今がこれまでで一番「挑戦」と「成長」の日々かもしれません。長年営業から離れていたにも関わらず、支店長としていきなりトップセールスを担うということに、当初はかなり高いハードルを感じていました。ですが、お客さまにより良い提案ができるよう自己研鑽を重ね、スキルを身につけていくことで、自分の中にあったハードルが徐々に低くなり、成果も出せるようになりました。もちろん、支店長だから話していただける難しい相談ごともあり、中にはそれを解決する最善策が見つからず、他部署にサポートを求めなければならないこともあります。ただ、いろいろな人を巻き込み、皆の力を合わせてお客さまの課題を解決するというプロセスも、それによっていただく「ありがとう」というお言葉も、私にとってはこの上ない喜びで、支店長になっても自分の成長を感じられることを非常にうれしく思っています。そういった“自ら動く姿勢”が、支店に良い影響を与えていればいいですね。

私 の や り た い こ と
Schedule 1日のスケジュール
OFF SHOT オフショット
テニスとゴルフでリフレッシュ
目下最大の趣味は、子どもと一緒に始めたテニス。支店長になってからゴルフも始め、時間が空けば練習に行っています。やりたいことがありすぎて、休日はいつもあっという間に終わってしまいます。
