INTERVIEW

ベンチャー精神の DNAを受け継ぎ お客さまや地域の 成長に資する挑戦を。

営業本部 法人総合コンサルティング部
部長代理
尾井 伯如 / 2011年入行
法学部卒

自らの意志でコンサルティング営業に挑戦

入行以来15年。若手時代は営業店で預金・貸付の業務を一通り経験し、そこから長らく法人総合営業を担当してきました。現在の法人総合コンサルティング部には、「キャリア・チャレンジ制度」を活用して異動。自分のやりたい仕事・なりたい姿を描き、実際にチャレンジできるのは当行の大きな魅力だと思います。
現在はコンサルティング営業特化チームの一員として、京都市内の営業店とともに地域のお客さまに対する課題解決型営業を行っています。具体的な業務は日々の経営相談から、シンジケートローンやベンチャーデットなどの高度な資金調達、M&A、事業承継、SDGs、ビジネスマッチング、金利・通貨デリバティブの推進まで実に多彩。企業は“人”が動かしているものであり、課題のない企業は存在しません。これまでは対応が難しかった案件も2023年以降、京都フィナンシャルグループの総力を結集しながら対応できるようになり、課題解決に取り組むやりがいもさらに高まっています。

※シンジケートローン:複数の金融機関が「シンジケート団」を組成し、1つの契約書に基づいて同一条件で融資を行う仕組み
※ベンチャーデット:スタートアップ企業が資金を調達する際、将来の成長性を評価されて受けることができる負債(デット)による資金調達方法

行員インタビューイメージ

企業とともに自分自身も成長したい

京都銀行を志望したのは、「地域社会の繁栄に奉仕する」という経営理念と、バブル崩壊後も店舗数を増やし成長を続けていた将来性に魅力を感じたからです。就職活動中は多くの企業を見過ぎたせいで自分の方向性を見失った時期もありましたが、人生の多くの時間を仕事に費やすのなら、待遇や職場環境だけでなくシンプルに経営理念に共感できる企業がいいだろうと。さらに企業とともに自分自身も成長したいと考え、「京都銀行なら叶えられる」と確信しました。
実際に入行後、京都銀行がこれだけ着実に成長してきた理由がわかったような気がします。それは当行に脈々と受け継がれているベンチャー精神。意外に思われるかもしれませんが、実は当行が京都府北部から競合ひしめく京都市内へと進出を果たしたのは戦後で、比較的歴史の浅い銀行です。他行との差別化を図るため、当時の花形産業だった繊維業界ではなく新興の製造業界のお客さまを支え続けるなかで、のちに世界的企業へ躍進する京都の企業との強固な取引基盤が生まれました。そのため今も、ベンチャー精神やチャレンジ精神といったDNAを感じることがよくあります。

少しの工夫やアイデアが現状打破のきっかけに

例えば、若手の頃に挑戦したのは新規取引先の獲得。最初は一般的なアプローチリストをもとに営業を行っていましたが、成果の上がらない時期が続きました。試行錯誤を続けるなか、自分の足で稼いだ情報を盛り込んだオリジナルのアプローチリストを作成して営業すると、少しずつ成果が上がるようになったのです。それまで活用していたアプローチリストは歴代の優秀な先輩たちが使用しているデータの蓄積だったため、営業初心者の私のスキルでは太刀打ちできなかったのだと思います。一方、私の作成したアプローチリストにはスタートアップ企業や歴史の浅い会社も多く、若手の話も聞いてもらいやすい雰囲気がありました。
自信をつけた私はその後さらに営業ノウハウや金融知識も身につけ、当初のアプローチリストでも成果が上がるようになりました。このように少しの工夫が現状を打破するきっかけになるため、今でもヒラメキを大切にしています。また会社も若手の意見やアイデアを柔軟に受け入れてくれる懐の深さがあります。

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どんな時も企業経営を支える使命

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令された当時は、小売・飲食・宿泊業を営む企業を数多く担当していました。街から人が消え売上は0になる一方、人件費や買掛金の支払で預金残高が日々減少していくお客さまの恐怖を目の当たりにし、コロナ融資の支援に日夜奔走した日々は忘れられません。本部組織を横断したコロナサポートチームの設置をはじめ、資金面だけでない総合金融ソリューションの充実など新しい試みばかりでしたが、今でもお客さまから当時の対応について感謝のお言葉をいただくことがあります。
「お金に色をつける」という言葉があるように、お金の使い道や流れに付加価値を与えるのは私たち銀行員の役割。晴れの日も雨が続く日も、私たちが勇気と信念を持ってお客さまの傘になることで良好な関係につながることが誇りであり、幸せなことだと感じています。皆さんにもぜひこの面白さ、やりがいを経験してもらいたいですね。

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シンジケートローンやベンチャーデットといった高度な資金調達はこれまで主にメガバンクが担っていました。しかし今後は私たちが案件組成をリードしていきたいと考えています。当行は現場の営業力に加えて本部のサポート体制も充実しており、メガバンクなど他の有力プレーヤーとも対等に渡り合える実力があるはずです。そのなかで私自身も京都フィナンシャルグループのスケールメリットを最大限に活かし、お客さまや地域の成長に貢献できる存在を目指します。

Schedule 1日のスケジュール

8:30 出勤

当日のスケジュールやメール、金利・為替動向などをチェック。

9:00 担当エリアの営業店へ

営業担当者と本日の提案内容について打ち合わせ。

10:00 取引先と商談

新工場の建築を計画しているお客さまにシンジケートローンを提案。

11:00 2件目の商談

新商品の販路開拓に悩みを持つお客さまに対してビジネスマッチングを提案。

12:00 昼食休憩
13:00 3件目の商談

京都総研コンサルティングの担当者とともに訪問。組織再編を活用したお客さまの成長戦略をプレゼン。

15:00 融資会議に出席

大口の資金需要に対するファイナンスの手法を検討。

16:00 資料作成

デスクに戻り、提案書や報告書の作成。

17:10 退社

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子どもの成長が喜び

プライベートでは家族と過ごす時間を大切にしています。今後もワークライフバランスをとりながら、子どもの成長を見守っていくのが楽しみです。

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