リスクとリターンの関係

リスクとリターンの関係性とは?

リスクとは収益、損失の振れ幅、変動幅のことです。リスクを大きくした(=リスク許容度が高い)場合、大きな損失を被る可能性も高くなりますが、リターンについても振れ幅が大きくなり、大きな収益が期待できます。

高いリターンが期待できる商品ほど、リスクも高くなります。

  • リスクとリターンの関係性のイメージ。1つ目、縦軸リターン横軸リスク、リスク小はリターンの振れ幅が小さくリスク第はリターンの振れ幅が大きいことを表す。2つ目、縦軸価格横軸時間、価格変動リスクの大きい商品と価格変動リスクの小さい商品からリスクとリターンの振れ幅を表す。
  • 上記は一般的な事例であり、実際にはさまざまな要因によって、価格は上下します。

リスクとどのように付き合っていけばいいの?

各資産の特長と値動きの動向について確認しましょう。

国内
債券
海外
債券

(為替ヘッジあり)

海外
債券
株式 REIT

(不動産)

期待される収益・効果
  • 安定的な利子収入
  • 安定的な値動き
  • 安定的な利子収入
  • 安定的な値動き
  • 相対的に高い利子収入
  • 投資対象国の通貨の値上がり益(円安)
  • 配当収益
  • 株価の値上がり益
  • 相対的に高い分配金利回り
  • REIT価格の値上がり益
景気が良くなると

金利は上がる傾向

価格は下がる傾向

金利は上がる傾向

価格は下がる傾向

金利は上がる傾向

価格は下がる傾向

対象国の通貨は上がる傾向

価格は上がる傾向

企業業績は改善する傾向

価格は上がる傾向

不動産市況は改善する傾向

価格は上がる傾向

景気が悪くなると

金利は下がる傾向

価格は上がる傾向

金利は下がる傾向

価格は上がる傾向

金利は下がる傾向

価格は上がる傾向

対象国の通貨は下がる傾向

価格は下がる傾向

企業業績は悪化する傾向

価格は下がる傾向

不動産市況は悪化する傾向

価格は下がる傾向

  • 上記は一般的な事例であり、実際にはさまざまな要因によって、価格は上下します。

投資信託の主なリスク

リスクにも色々な種類があります。どんなリスクがあるか確認しておきましょう。

基準価額の主な変動要因

金利変動リスク<債券に投資するファンド>

金利変動リスクのイメージ 金利上昇すると債券価格は下落、金利低下すると債券価格上昇
金利の変化によって、債券価格が変動するリスクです。

不動産投資(リート)の価格変動リスク<不動産投信(リート)に投資するファンド>

テナントの賃料や入居率の変化等による不動産資産価格の変化、金利の変化によって、不動産投信(リート)の価格が変動するリスクです。

株価変動リスク<株式に投資するファンド>

株価変動リスクのイメージ 購入時の価格から企業業績・景気動向等の変化によって、株価が変動することを表す
企業業績・景気動向等の変化によって、株価が変動するリスクです。

為替変動リスク
<外貨建資産に投資するファンド>

為替変動リスクのイメージ 1ドル110円の円安時は100万円が110万円に。1ドル90円の円高時は1万ドルが90万円に。
為替相場の変動によって、外貨建資産の円換算による資産価値が変動するリスクです。
  • 一般的に為替ヘッジを行うファンドは、為替ヘッジを行わないファンドと比較して為替変動リスクは軽減されます。ただし、為替ヘッジには、為替ヘッジコストがかかるほか、円安によるメリットを受けることができにくくなります。

信用リスク

信用リスクのイメージ 投資対象が信用力(格付け)上昇すると価格の上昇要因、信用力(格付け)低下すると価格の下落要因
債券や株式の発行者の信用状況によって値動きするリスクのことです。

流動性リスク

市場にあまり流通していない債券や株式等を売却したいときに期待される価格で売却できないリスクのことです。

カントリーリスク

カントリーリスクのイメージ図
投資対象国の政治経済、社会情勢によって影響を受けるリスクのことです。
  • 上記の主なリスクは一般的なリスク要因を記載したものであり、ファンドのすべてのリスクを網羅するものではありません。
    詳細は各ファンドの最新の投資信託説明書(交付目論見書)等を必ずご確認ください。