INTERVIEW

現場主義を貫き、 お客さまに 寄り添い続けたい。

支店長
紺野 有見子 / 1997年入行
経済経営学専攻修了

現場を自分の目で見て融資の判断をする

現在私が支店長を務める支店の近くには、商店街や大学が点在しています。支店は商店街の組合員でもあり、地元店舗の資金需要に応えながら親交を深めています。また、学生マンションを経営するお客さまが多く、そういった面でも地域とのつながりを感じる日々です。
机の前に座って書類に目を通したり、部下に指示を出したりするのが支店長の仕事だとイメージしている人も多いかもしれませんが、私の場合、お客さまに会うために外出していることの方が多いです。融資案件については、決して稟議書だけで判断せず、お客さまの事務所や工場、店舗、倉庫など、実際に事業が行われている現場を、必ず自分の目で見るようにしています。
さらに、お客さまがそれまでどんな思いで、どんな事業を展開してきたのか、といった理念や歴史についても詳しく調べます。現場を大事にし、お客さまに寄り添うことが私のモットーであり、部下にもそれを徹底するよう指導しています。

行員インタビューイメージ

地域に貢献できる仕事がしたい

私は大学進学にあたり、叔父の出身校でもある東北地方の大学に進みました。大学院を含め都合6年間、京都を離れることに。そして、離れてみて初めて京都の良さに気づいたのです。その良さというのは、歴史と伝統を大事にする姿勢や、人情味あふれる人柄でした。
マクロとミクロの視点で社会構造からヒトやモノ、カネの動き方といった経済の仕組みについて学ぶ経済学部に在籍していたこともあり、金融業界を中心に就職活動を進める中で、「愛すべき京都の企業と接点を持ち、地域に貢献できる仕事がしたい」と考えるようになりました。最終的に京都銀行を選んだのは、「地域社会の繁栄に奉仕する」という経営理念に感銘を受けたからです。財務基盤がしっかりしていて、転居を伴う転勤がほとんどないことも、入行の決め手になりました。

あのとき諦めなかったから、今の私がある

私は預金の後方事務からキャリアをスタートし、貸付・外為事務等を経験した後、3つの目の支店で初めて事業先を担当することになりました。法人総合営業担当への転換です。しかし、決算書から何を読み解けばいいのかさっぱり分からない、企業の経営者と何を話していいのか検討もつかない、そんな状況がしばらく続き、お客さまの前に出るのが怖くて仕方なくなりました。
もう駄目だ、と諦めかかけて、当時の支店長に「事務に戻してください」とお願いしたところ、返ってきたのが次の言葉です。「紺野さんは随分苦労しているようだけど、それは誰もが通る道だよ。ある日突然、決算書の方から語りかけてきてくれるようになるから、とりあえずそれまで事業先の営業を続けてみたら?」と。
その後、まさに天啓を得るかのように目の前が開け、決算書の内容が理解できるようになったのです。今の私があるのは、あのときに諦めなかったからだと、振り返って思います。

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女性行員が働きやすい環境を整備する

就職活動時に感銘を受けた「地域社会の繁栄に奉仕する」という経営理念を、まさに体現する日々です。法人・個人問わず、地元のお客さまからさまざまな相談を受け、それら一つひとつに対して最適解を提示するところに、私たちの支店の存在価値を感じています。
地元への貢献はもちろんのこと、お客さまによって支店が一緒に成長できる喜びがあり、支店の経営者として業容拡大を推進できる面白さがあります。そして、部下の成長がうれしくて仕方なく、他店に異動する際には親のような気持ちで見送っています。
当支店は女性行員比率が高く、彼女たちが働きやすい環境、産休・育休後に戻って来やすい環境を整備するのも私の使命です。私自身、子育てをしながら営業の第一線で働いてきた経験があるので、当時のやりがいや達成感、充実感などを共有しつつ、今の時代にマッチした働き方を積極的に取り入れ、これからさらに支店の魅力を高めていきたいと考えています。

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支店、お客さま、部下の成長に寄与するため、今後も自身の職責を全うしていきます。現在の支店は開設以降60年近い歴史を刻んでいます。歴代の支店長から引き継いだ業容を拡大した上で、次の支店長にバトンタッチしたいと考えています。また、数値的な目標だけではなく支店の雰囲気づくりも重要で、どんな些細なことでも気軽に相談してもらえる支店長でありたいと思います。

Schedule 1日のスケジュール

8:15 出社
8:20 営業会議

営業担当者と目標の共有を図る。

9:20 日誌チェック

前日の日誌や部下の活動内容を確認。

10:00 顧客と打ち合わせ

来店した顧客と融資に関する打ち合わせを行う。

12:00 昼食休憩
13:00 顧客の個展を鑑賞

関係構築の一環。支店内にも何点か絵が飾られている。

15:00 顧客と打ち合わせ

顧客のもとを訪問し、融資に関する打ち合わせ。

16:00 顧客と打ち合わせ

部下から案件に関する報告を聞き、指示を出す。

17:00 決裁業務

稟議書に目を通す。

18:00 退社

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ドライブ

普段からオンとオフの切り替えは大事にしています。ドライブが趣味で、同僚と一緒に車で遠出をすることが多いです。京都から4,5時間かけて富士山まで行くこともありますが、行きも帰りも私がずっと運転しています。また、土日のどちらかの日は家の片づけにあて、週明け全力で仕事に臨めるように万全の体制を整えます。

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