プロジェクトストーリー PROJECTSTORY

法人総合営業 係長
吉村 雄介/ 2014年入行

2014年入行。さまざまな業界・業種、経営者の方と関わりの持てる金融機関に魅力を感じ、なかでも京都を代表する企業と長いお付き合いをしている京都銀行を選んだ。現在は吉祥院支店の営業渉外係長として、事業先のお客様に対してニーズに応じた課題解決の提案を行っている。

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長いお付き合いから生まれた
新工場建設のご相談。

私が現在携わっているのは、樹脂加工業のお客様(以下、T社)による新工場建設プロジェクト。T社はもともと京都銀行と長年のお付き合いがあり、2021年夏に「たまたま現工場の隣地が売りに出ているので、その土地を取得して新工場を建設したい」というご相談をいただいたのが始まりです。土地の仕入れから工場の建設、新しい設備の導入までされるとなると、当然お客様にとっては社運を賭けた大きな投資となります。そこで京都銀行ではメインバンクとして「何としてもこのプロジェクトを成功に導く」という強い決意とともに、資金面はもちろん、さまざまな課題を解決すべくサポートにあたることにしました。
私自身は吉祥院支店に異動した2022年2月より、前任担当者から当プロジェクトを引き継いでいます。前任担当者やお客様から熱い想いを聞いて感じたのは、「しっかりサポートしていかなければ」という責任感。今までも土地の仕入れや工場建設の融資に関わった経験はあったため、その知識やノウハウを存分に発揮していこうと意気込みました。

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予定よりふくらんだ融資額
断るよりも解決の道を探す。

資金面については、上席、本部担当者、関連会社とも連携しながら、「この投資を行えば、これくらいの利益が出る」といった事業計画をお客様とともに策定。補助金・税制優遇の情報提供なども行い、お客様にとって適正な融資額を計算していきました。
ところが建築計画を進めるなか、思わぬ問題が発生。T社が土地を購入された2022年は、ウッドショックやアイアンショックと呼ばれる建築資材の高騰で、建築価格が当初より跳ね上がってしまったのです。銀行の営業目線では、建築価格が上がったぶん融資額も上がって良いように思いますが、T社の経営目線からみると予想外の大きな負担。都市銀行などでは過大融資はリスクとみなし、融資自体を断るケースもあるくらいです。しかし京都銀行では「融資をお断りする」という選択肢は一切ありませんでした。「できない」と断るのは簡単。「どうしたらお客様も当行も不幸にならず、融資額の適正レベルを見極めてサポートしていけるか」を考え抜きました。そこで、建築後の販路開拓や人材確保といったアフターフォローにも注力することにしたのです。

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お客様との信頼関係を土台に
融資以外のサポートにも注力。

例えば販路開拓のサポートでは、T社の樹脂加工技術を必要とされる設備メーカーなどとのマッチングを実現。京都銀行は京都だけでなく、大阪、兵庫、滋賀、奈良、愛知、東京にも拠点があり、各店舗のお客様同士をつなぐことができるネットワークを構築しています。そのネットワークを最大限に活かすことで、現在はマッチングの面談件数を増やすなど種まきをしているところです。
またお客様の借入金を少しでも抑えられるよう、内装部分の外注見直し、設備リースの活用、補助金や税制待遇の活用推進などにも取り組んでいます。借入金を抑制するさまざまな施策を打ち出すことで、T社の社長からは「借入金が大きくなり過ぎないようにバランスを見てくれているので安心できます」という嬉しいお言葉をいただきました。
さらに現在はお客様の営業会議に出席し、工場建設後の利益アップを目指す提案も行っています。通常、銀行員がお客様の営業会議に出席するなんてまずないことなので、それだけ京都銀行が信頼されている証でもあると思いますね。

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工場の完成がゴールではなく
そこからが新しいスタート。

今後、お客様が描くビジョンは、新工場を建設してさらに会社を成長させ、従業員や協力会社さんの幸せもつくっていくこと。工場の完成は2024~2025年を予定していますが、そこがゴールではありません。投資効果を最大化できるサポートを続け、今後もお客様が躍進される姿を見届けることが本当のゴールだと考えています。そして将来、「あの時の融資があったから成長できたよ、ありがとう」と感謝してもらえるよう努めていきたいです。
私は今回のプロジェクトを通じて、周りの人たちを巻き込み、協力してもらえるチカラを身につけました。関わっているメンバーは営業担当の私をはじめ、支店長、支店長代理、本部のコンサル担当、人材紹介業者、関連会社など多数。このように京都銀行では「個々」ではなく、「チーム」でコンサルティングを行えるのが大きな強みです。営業担当者だけで出来ることには限界がありますが、チームで取り組むことでお客様の課題解決に注力できるのは大きなやりがいにもつながっています。

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