中小企業から世界的企業まで さまざまな規模の 会社を支援。

現在は、創業間もないスタートアップ企業から、国内・世界を代表する上場企業まで約40社を担当。融資や決済に加え、M&A、事業承継、ファンドの活用など経営課題への解決提案、人材、サスティナブル、IT・DXといった新しいテーマの考察、取引先従業員の住宅ローンや資産運用の営業など、幅広い活動を行っています。企業の規模や業種などによって抱える課題も異なるため、それぞれのニーズに合った提案が欠かせません。
また京都にはものづくり技術に強みを持ち、世界市場で高いシェアを有するグローバル企業が集積。国内のみならず世界で成長することを目指すお客さまが多いため、当然こちらに求められるニーズも高くなります。時にプレッシャーを感じることもありますが、関係部署の協力を得ながらあらゆる仮説を立て、潜在的ニーズに先回りして応えられた時はやりがいを感じますね。また「企業活動を支援する」という銀行の仕事を通じて、経済の活性化や新たな価値創造など社会に貢献できるところも醍醐味だと思います。

就職活動中は「人として成長できる職業」を軸にさまざまな業界をチェックした上で、幅広い業界に関わりを持つことができる金融機関に絞りました。ちょうどその頃、京都銀行では「広域型地方銀行」として京都府外への店舗拡大を進めていた時期。京都生まれ・京都育ちの私にとって身近な存在だった京都銀行が、さらに広いフィールドで活躍していこうとする姿に興味を持ちました。そして最終的には地元・京都の発展に貢献したいという思い、面接で一番自分を出せたという相性の良さから入行を決意しました。
入行後1年目は預金・融資業務、2年目は住宅ローンを中心とした個人総合営業を経験。3年目は法人総合営業の基礎を学ぶ期間でした。4年目からはいよいよ新規開拓活動を含めた法人総合営業担当としてスタート。8年目には係長に昇格し、支店の主要顧客を担当するようになりました。これまで中小企業から大企業までさまざまな規模の会社を担当してきたことは、自分自身の大きな財産となっています。

社会貢献のひとつとして、当行では2021年より地元上場企業のサプライチェーンも巻き込んだESG・SDGsの取り組みを行っています。例えば、上場企業の省エネ推進、SDGsの取り組み推進の支援に向けた融資やコンサルティングサービスを実施。これは中小企業から上場企業までさまざまな企業との取引がある京都銀行が橋渡し役となり、取引先がいま直面している課題をサポートするという当行ならではの活動です。また当行と地元の上場企業がこの活動の包括連携協定を締結するにあたり、関係部署や各支店とも連携し、お客さまとのwin-winな関係をより強化できるプロジェクトになっています。
私自身は、まさに当行の経営理念である「地域社会の繁栄に奉仕する」に値する取り組みだと感じており、融資だけではない支援ができる面白さも味わっています。

※サプライチェーン＝協力会社などを含めた供給網
※ESG＝環境・社会・ガバナンス
※SDGs＝持続可能な開発目標

私が日頃から心がけているのは、「失敗を恐れず挑戦し、自分の想いをしっかり伝えること」。法人総合営業は「企業 対 企業」の取引ですが、実際には「人 対 人」の信頼関係で成り立っているものです。そのため、いかに信頼関係を構築できるかが一番のポイントになります。お客さまと初めて面談する前には、その企業の事業内容や歴史、業界動向などの知識を習得するだけでなく、あらゆるケースを想定した提案プランを用意しておくなど入念な準備が欠かせません。そして取引が始まった後も「ながーい、おつきあい。」ができるよう、誠実に向き合っていくことが大切です。
京都という場所は歴史や自然といった観光資源や、大学との連携も盛んなため、さまざまな分野で新しいチャレンジができる恵まれた環境です。金融機関に求められるニーズが多様化するなか、私自身もチャレンジを続けることでさらに成長していきたいと考えています。