審査に通らない人がお金を借りる方法|通過できない理由と対処法

カードローンなどの審査に通らない場合、申込条件を満たしていないなどの理由が考えられます。金融機関は審査に通過できなかった理由を公開することはないため、金融機関からお金を借りたい場合は自分で審査に通過できない理由を検討する必要があります。
そこで、審査に通らないと思われる7つの理由や次の申込みに向けての対処法を解説します。次の審査に通過しやすくするためにも、カードローンの審査で確認される項目もあわせて理解しておきましょう。
- カードローンの審査に通らない場合は、申込条件を満たしていないなどの理由が考えられる
- カードローンの審査に通らなかったら、既存の借入残高を減らし、申込みから6ヵ月以上空けて再度申込むとよい
- 金融機関では審査なしでお金を借りることは不可能だが、質屋や生命保険の契約者貸付制度などの手段もある
- 監修者からのコメント
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カードローンの審査に通らない原因は複数考えられます。まずは本記事を読み、自分に当てははまっていることがあるなら、その部分を解消させてから申し込むようにしましょう。生命保険の契約者貸付制度や質屋などを利用する場合は、審査なしで借りられます。審査に通るのが難しい場合には、利用を検討してもよいでしょう。
目次
OPENカードローンでお金を借りたいのに審査に通らない理由
カードローンの審査に通らなかった場合、次のいずれかの理由にあてはまる可能性があります。
申込条件を満たしていない
お金を借りる場合、すべての金融機関で独自の申込条件が設けられています。審査に通過できなかった場合は、自分が申込条件にあてはまっているか、金融機関のWEBサイトなどで再度確認してみましょう。
申込条件は、各金融機関によって異なりますが、対象年齢や収入の条件などが記載されており、申込者本人に収入がない場合は申込対象ではないことが多い傾向です。そのため、無職や専業主婦(主夫)の人などは審査に通ることは難しいでしょう
※京都銀行の場合、専業主婦(主夫)、学生、年金収入のみの方は申込対象外です。
申込内容・提出書類に不備がある
申込時に入力した内容や提出した書類に不備があったときも、審査に通過できないことがあります。
ミスが意図的ではなくても、正しくない情報を入力してしまっていると、審査に影響を及ぼす可能性があります。特に、普段入力する機会のない勤務先の規模などは、十分確認して入力しましょう。
また、書類が金融機関が指定する期間内のものであるか、書類内容が鮮明に写っているかなどもあわせて確認しましょう。
在籍確認ができなかった
在籍確認とは、申込者が申告した勤務先に実際に働いているかを電話で確認することです。審査の過程で行われます。
在籍確認の電話は、必ずしも申込者本人が対応しなければならないわけではありません。申込者本人が電話に出なくても、電話に出た人が「離席/外出している」などの対応をすれば在籍確認ができたことになります。
一方で、電話に誰も出なかったり、「回答できない/わからない」などと言われたりした場合は、在籍確認ができなかったことになります。申込後は、電話対応する人に「自分宛の電話があるかもしれない」など一言声をかけ、自分が不在でも在籍確認がとれるようにしましょう。
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過去に返済・支払いに遅れた履歴がある
過去にカードローンの返済やクレジットカードの支払いに間に合わなかった履歴がある人は、新規契約の審査に不利な影響を及ぼす可能性があります。
返済に遅れた記録は、契約期間中および契約終了後およそ5年間信用情報機関に残ります。今後、ローンやクレジットカードを新規契約するためにも、返済や支払いに遅れないことが重要です。
信用情報の詳細は「信用情報機関とは?」でも紹介しています。
一度に複数のローンに申し込んだ
一度に複数のカードローンに申し込むことは「申込者がお金に困っている=貸倒れリスクが高い」と判断され、審査に不利な影響を及ぼす可能性があります。
申込みをする際は、まずは1社に絞って申し込むようにしましょう。
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借入残高が多い
すでにカードローンやクレジットカードのキャッシング機能などの借入残高が多いと、審査に通過できない可能性があります。
各種ローンを複数契約することは可能ですが、申込時点の借入残高次第ではお金を借りるのが難しくなります。借入残高は、次に説明する総量規制に関係します。
消費者金融などでは年収の3分の1を超える金額は借りられない
消費者金融や信販会社などの貸金業者は、年収の3分の1を超える金額を貸し付けてはなりません。これを「総量規制」といいます。
たとえば年収300万円の人であれば、合計で100万円以下の借り入れになります。

このため、年収の3分の1に近い金額をすでに借りている人は、総量規制によって審査に通過できない可能性があります。
なお、年収の3分の1はあくまでも最大の金額であり、すべての人が年収の3分の1まで借り入れられるわけではないことに注意が必要です。借り入れの審査では、年収だけでなくさまざまな情報から申込者本人の返済能力を判断されています。
また、銀行は貸金業者ではないため総量規制の制限はありませんが、各行で独自の審査基準を設けています。審査の結果、貸金業者と同水準の借り入れができる金額となる可能性もあります。
借入希望額が大きすぎる
申込時点で借り入れをしていなくても、自身の収入から見て高額すぎる借入希望額で申込みをすると審査に通らないこともあります。もし審査に通過しても、借入希望額よりも少ない借入限度額が設定されることになるでしょう。
金融機関は、契約者が返済できなくなるリスクを軽減するため、独自の審査基準をもとに貸し付けを行っています。
ローンの審査に通らないときの対処法
ローンの審査に通らないときは、次の対処法を実践してみましょう。
期間を空けて再度申し込む
審査に通らなかったからといって、またすぐに別のローンに申し込むのは避けましょう。
ローンに申し込んだ履歴は信用情報機関に記録され、6ヵ月間残ります。そのため6ヵ月以上の期間を空けて、再度申し込むのが望ましいでしょう。
6ヵ月待てない場合は、別の手段で資金を調達する必要があります。カードローン以外でお金を借りる方法は、「審査なしでお金を借りる方法」で説明しています。
借入残高を減らして申し込む
すでに借り入れがある人は、返済して借入残高を減らしたうえで再度申し込むことも検討しましょう。
残念ながら、いずれの金融機関でも審査基準は非公開のため「どの程度借入残高が減れば審査に通過できる」といった目安を知ることはできません。しかし、返済をすることで審査に通過できる可能性は高まるでしょう。
審査なしでお金を借りる方法
審査なしでお金を借りる方法は、次のとおりです。
どの方法も、お金を借りるには利用条件を満たしている必要があります。カードローンなどの審査に通らない場合は、検討してみましょう。
クレジットカードのキャッシング機能
クレジットカードのキャッシング機能とは、クレジットカードを使ってお金を借りることです。提携のATMで現金を引き出したり、WEBやアプリから申し込んで自分の口座に入金してもらったりすることで借り入れられます。
ただし、クレジットカードのキャッシング機能を「審査なし」で利用するには、所有しているクレジットカードにキャッシング機能が付帯されている必要があります。
クレジットカードを所有していない、もしくは所有していてもキャッシング機能が付帯されていない場合は、審査に通過しなければなりません。
質屋
質屋に品物を預けることで、品物の価値に応じたお金を借りることが可能です。
ただし、お金を借りるためには、貴金属やブランド品など希少価値が高いもの・金銭的な価値がある品物を預ける必要があります。金融機関のローンのような審査はありませんが、お金を貸してもらえるだけの価値があるものを預かり品にできなければ、利用は難しいでしょう。
生命保険の契約者貸付制度
生命保険の契約者貸付制度とは、保険会社からお金を借りられる制度のことです。解約返戻金を担保にお金を借りる仕組みです。
金融機関のような審査はありませんが、次の2つの条件を満たす場合にのみ、契約者貸付制度を利用できます。
- 契約者貸付制度がある生命保険に加入していること
- 解約返戻金がある保険に加入していること
カードローンの審査で確認されること
カードローンで審査されるポイントは大きく分けて2つあります。

なお、審査基準は金融機関によって異なります。
属性情報
属性情報とは、次のような申込者個人に関する情報です。おもにカードローンの申込時に申込者本人が入力する項目です。
属性情報の例
- 年齢
- 就業形態(公務員、正社員、契約社員、アルバイトなど)
- 勤務先情報(勤務先の規模など)
- 勤続年数(入社年月日)
- 年収
- 家族構成(扶養家族の有無など)
- 住まい(持家、賃貸、寮など)
- 家賃・住宅ローン返済額
信用情報
信用情報は、クレジットやローンの契約・利用状況などに関する情報のことで、客観的な取引事実を記録した個人情報のことです。申込みを受けた金融機関は、信用情報機関に信用情報を照会しています。
信用情報の例
- クレジットカードやローンの契約内容(申込日、ローン種類など)
- 借入金額
- 利用残高
- 返済の遅延の有無
- 過去の事故情報(自己破産、債務整理など)
信用情報機関とは?
信用情報機関とは、加盟する金融機関から登録される信用情報を管理したり、必要な場合に金融機関に提供したりする機関です。

指定信用情報機関は次の3つがあり、各機関によって管理している信用情報の種類が異なります。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
「ブラックリスト」は存在しない
返済に遅れたことなどが「(信用情報機関の)ブラックリストに登録されている」と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、それはあくまでも俗称であり、信用情報機関に正式に「ブラックリスト」と呼称されるリストや、返済の遅延履歴がある個人名などを一覧で閲覧できるシステムは存在しません。
信用情報機関には「返済に遅れたことがある履歴」が記録されていますが、各金融機関は借り入れの申込みがあった際に申込者の同意を得て信用情報の確認を行っています。
カードローンは審査なしで利用することはできない
銀行や消費者金融などの正規の金融機関では、申込者が借りたお金を返済できるかを確かめるために、審査が必ず行われます。
もし「審査不要」といった言葉で融資を持ちかける広告や投稿があれば、それは非正規の業者であり、リスクがあるため利用してはなりません。
返済が困難な状況にあるときは専門家への相談を
「返済のための借り入れを繰り返している」「返済しても借入残高がなかなか減らない」などと返済に苦しんでいる人は、弁護士や司法書士といった専門家への相談を検討しましょう。
期間を空けて再度申し込んだり、借入残高を少し減らしたりするだけでは、審査に通らないどころか返済がなかなか進まない状況に陥っているかもしれません。
自分一人では解決できなかったことが、相談することで債務整理できる可能性があります。
審査に通過しなくてもやってはいけないこと
たとえ審査に通過できなくても、次の資金調達は利用してはなりません。
違法業者からの借り入れ
違法業者とは、法律で定められた金利よりも高い金利で融資をしたり、過度な取り立てをしたりする業者のことをいいます。
カードローンの審査に通過できなかった人にとっては魅力的な「好条件」「在籍確認なし」などの文言があっても、決して利用してはなりません。違法業者から借り入れると、犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性があります。
たとえWEBサイトが存在する金融機関であっても、正規の業者として登録されていない業者であるかもしれません。なかには、無登録でありながら架空の登録番号や別の登録業者の登録番号を詐称したり、実在する会社名や類似の会社名を利用したりしている違法業者もあります。
知らないうちに違法業者を利用しないためにも、まずは正規に登録を受けた業者かを確認しましょう。登録業者かどうかは、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で検索できます。
SNSなどで募集されている個人間融資の利用
SNSやインターネット上の掲示板で「お金を貸します」「審査なしで融資」などと個人間融資を誘う投稿がありますが、利用してはいけません。
個人間融資を利用すると、次のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
巻き込まれるトラブルの例
- 免許証などの本人確認書類の提示を求められ、返済できなかった場合に悪用される
- 法外な利息を請求される
- 保証金をだまし取られる
- 利息を免除する代わりに不利な要求をされる
クレジットカードの現金化
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードを使って、換金率が高い金券やブランド品を購入し、それを売却して現金を得ることなどを指します。

商品を購入することはもちろん問題ありませんが、現金化目的でクレジットカードを使うことはクレジットカード会社の規約違反になる可能性が高いです。クレジットカードの現金化の業者も、利用しないようにしましょう。
口座売却などの違法行為
お金が借りられないからといって、口座売却を始めとする犯罪で資金調達をしてはなりません。
開設した口座は振り込め詐欺やマネーロンダリングなどの犯罪に利用されています。
口座売却は「高収入のアルバイト」などの謳い文句で募集されていることがありますが、自身の名義で口座を作って売ることはもちろん、他人になりすまして口座を作り売買することも犯罪です。
申込みから契約までWEB完結!京都銀行カードローン<ダイレクト>
京都銀行カードローン<ダイレクト>は、24時間365日申込みできる年会費無料のカードローンです。
京都銀行のキャッシュカードで京都銀行ATMやコンビニATMで借り入れができ、専用のローンカードは発行されません。また、京銀アプリでも借り入れができます。
※お申込みは京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、愛知県にお住まいの方に限ります。
「お借り入れ5秒診断」では、年齢や年収、借入件数を入れるだけで借り入れ可能かを診断できます。
お借り入れ可能かまずはチェック!お借り入れ5秒診断はこちら※「お借り入れ5秒診断」は借り入れを検討する際の目安であり、実際の申込時の審査結果と異なる場合があります。
よくある質問
Q.カードローンで審査が通らない理由を教えてください
A.
カードローンで審査が通らない場合、次の理由にあてはまると考えられます。
- 申込条件を満たしていない
- 申込内容・提出書類に不備がある
- 在籍確認ができなかった
- 過去に返済・支払いに遅れた履歴がある
- 一度に複数のローンに申し込んだ
- 借入残高が多い
- 借入希望額が大きすぎる
金融機関側は、審査に通過できなかった理由を教えてくれないため、自分で理由を考えなければなりません。
各理由の詳細は「 カードローンでお金を借りたいのに審査に通らない理由」で解説していますので、参考にしてください。
Q.お金を借りたいのに審査に通過できないのは、ブラックリストに入っているからですか?
A.
金融機関は、審査に通過できない理由を伝えることはないため、必ずしも信用情報のみに理由があるとは限りません。
なお「ブラックリスト」というものは存在しません。返済遅れたことなどは信用情報機関に記録されますが、ブラックリストはあくまでも俗称で、実際にリストがあるわけではありません。
Q.ローンの審査に通過しません。どうしてもお金を借りたいときの対処法はありますか?
A.
どうしてもお金を借りたい場合は、カードローン以外でもお金を借りる手段は次のようにいくつかあります。
- クレジットカードのキャッシング機能
- 質屋
- 生命保険の契約者貸付制度
ただし、利用には条件があります。「審査なしでお金を借りる方法」で解説していますので、参考にしてください。
Q.審査なしでお金を借りる方法はありますか?
A.
審査なしで金融機関からお金を借りる方法はありません。
「審査なし」などの言葉を使う違法業者や個人間融資は、犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性があるため利用してはなりません。
Q.無職でもお金を借りることはできますか?
A.
カードローンでは、一般的に「申込者本人に収入があること」が申込みの条件になっているため、無職の人がお金を借りるのは難しいでしょう。
なお、正社員である必要はなく、正社員以外の人が利用できるカードローンも多くあります。