つみたて投資枠の引き落とし方法はどれがいい?タイミングや残高不足のときに起こることを解説

更新日:2025/04/10
つみたて投資枠の引き落とし方法はどれがいい?タイミングや残高不足のときに起こることを解説

つみたて投資枠は、さまざまな引き落し方法で積立設定ができます。なかでも銀行口座からの自動引き落としは、多くの金融機関で採用されています。

本記事では、つみたて投資枠で設定できる引き落し方法や、引き落としがされなかった場合の影響、引き落とされるタイミングについて解説します。

この記事で分かること
  • 口座からの自動引き落としは、どの金融機関でも採用されているつみたて投資枠の引き落し方法のひとつ
  • 残高不足などにより口座から引き落としできなかった場合は、その月の買付は行われない
  • ご自身の引き落としタイミングを把握しておき、引落日までに口座に資金を入金しておくことが大切

目次

OPEN
監修者
金子賢司(かねこけんじ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
金子賢司

つみたて投資枠の引き落とし方法は自動振替が便利ですが、残高不足で引き落としができないと計画的に資産を増やすことができません。残高不足にならないよう、事前に引き落とし口座にお金を入れておきましょう。

つみたて投資枠の引き落とし方法

つみたて投資枠で設定できる引き落し方法は、おもに次の通りです。

つみたて投資枠の3つの引き落とし方法

口座引き落としの場合、銀行なら普通預金口座から、証券会社なら証券総合口座からの引き落としになります。金融機関によっては、クレジットカード払いも可能です。

銀行口座・証券口座への入金

口座引き落としの場合、銀行であれば、普通預金口座、証券会社であれば証券総合口座へ資金を入金しておく必要があります。積立引落日までに指定の口座へ入金しておくことで、その口座から積立の購入が行われます。

口座へのおもな入金方法は、次のとおりです。利用できる入金方法や入金可能な金融機関は、証券会社によって異なります。

  • インターネットバンキング
  • 銀行振込
  • 提携ATM など

クレジットカード払い

金融機関によっては、クレジットカード払いでの積立購入も可能です。クレジットカード払いした積立金額分は、通常のショッピング利用料金などと一緒にカードお支払い日に銀行口座から引き落とされます。

なお、クレジットカード払いはおもに証券会社で利用できるサービスです。
※京都銀行では、クレジットカード払いは対応しておりません。

つみたて投資枠で引き落としができないとどうなる?

引き落とされなかった場合に、積み立てにどのような影響を与えるかは、設定した引き落とし方法によって異なります。

銀行口座・証券口座の場合

残高不足などにより指定の口座から引き落としできなかった場合、その月の買付は行われません。ただし、金融機関によっては、引落日の当日中に入金できれば再度引き落としが行われる場合があります。

毎月引き落としが行われるタイミングを把握しておき、残高不足に注意しながら積立金額を入金しておくことが大切です。

クレジットカードの場合

証券会社でクレジットカードを利用した積立設定を行った場合は、「残高不足により引き落としができなかった」といった問題は基本的に起きません。クレジットカード決済は、積立金額がカードの利用限度額の範囲内であれば、決済時のカード支払口座の残高に関係なく決済が成立するためです。

ただし、次の場合ではカード払いができず、積立購入できないことがあります。

  • クレジットカードの利用限度額を超えている
  • カードが有効期限切れや利用停止になっている
  • 登録内容に不備があった
  • カード会社により不審な取引とみなされた

※京都銀行では、クレジットカード払いは対応しておりません。

つみたて投資枠の引き落とし方法は自動振替が人気

つみたて投資枠の積立は、口座からの引き落としがおすすめです。

クレジットカード払いは対応している金融機関が限られますが、口座からの引き落とし(自動振替)は、金融機関を問わず選択できる引き落とし方法です。

家賃や水道光熱費など、銀行口座からの引き落としで支払いをしている方も多いでしょう。つみたて投資枠の引き落し先も普段の支払口座と同じにしておけば、残高不足による積立エラーを防げる可能性が高まります。

監修者
金子賢司(かねこけんじ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)
金子賢司

残高不足で積み立てができなくても、大きな問題はありません。しかし何度も引き落としができないと、長期・積立・分散の効果が薄れる可能性があります。

つみたて投資枠で引き落としが行われるタイミング

つみたて投資枠の積立購入タイミングは、金融機関や引落方法によって異なり、引落日を選択できる場合もあれば、固定されている場合もあります。
※京都銀行の場合は、5日・10日・15日・20日からご選択いただけます。

ご自身の引落日を設定済みの場合は、インターネットバンキングやアプリなどで確認できます。

なお、引落日と買付日は同じではないことをあらかじめ理解しておきましょう。引落日に積立購入が行われるわけではなく、引落日の翌営業日以降に買付が行われます。

つみたて投資枠で資産運用するなら京都銀行

京都銀行は、NISAに関する疑問があったときにも、対面で相談できる点が強みです。さらに、京都銀行の各支店では、NISAや投資信託に関する不安のみならず、資産運用全般や保険、各種ローンなどのご相談が可能です。

平日は忙しいという方は、土曜日・日曜日に相談可能な「土・日ご相談プラザ」&「土曜ご相談プラザ」もご活用ください(要予約)。

京都銀行の「投信自動積立」について

京都銀行の「投信自動積立」では、毎月1,000円からつみたて投資枠を活用した投資を始められます。まずは、家計への負担が少なく始めやすい金額から始めてみるとよいでしょう。

引き落としのタイミングは、5日・10日・15日・20日から選べます。

なお、投信自動積立を始めるには、京都銀行の普通預金口座と投資信託口座の開設が必要です。

京都銀行では、最短2営業日で投信口座を開設できます。「マイナンバーカード」または「通知カードと運転免許証または運転経歴証明書」があれば、「京銀アプリ」で投信口座・NISA口座開設からお取引までアプリで完結するため窓口へ足を運ぶことも不要です。

選べる2つの開設方法

つみたて投資枠の引き落とし方法に関するよくある質問

Q.つみたて投資枠の引き落としが残高不足だった場合、どうなりますか?

A.

残高不足だった場合は積立金額の引き落としができないため、その月の買付が行われません。その月の積立購入のみスキップされます。

毎月欠かさずに積立購入するには、口座残高を不足させないように適宜確認することが大切です。

Q.つみたて投資枠の引き落としはどのタイミングで行われますか?

A.

つみたて投資枠の引き落としタイミングは、金融機関によって異なります。

ご自身の引き落し日は、インターネットバンキングやアプリなどで確認しましょう。

Q.つみたて投資枠の引き落としは銀行口座とクレジットカードどちらがおすすめですか?

A.

つみたて投資枠の引き落とし方法は、口座からの自動振替が人気です。

自動振替は、NISAを運用する金融機関を問わず、多くの金融機関で選択できる引落方法です。