リボ払いと分割払いの違いを比較!どっちが得?シミュレーションを紹介

更新日:2026/07/21
リボ払いと分割払いの違い。メリット・デメリットとシミュレーションを紹介

リボ払いと分割払いの違いは、毎月の「支払金額」を一定にするか、支払いの「回数」を指定するかという点にあります。リボ払いは利用残高が増えても毎月の支払金額を固定でき、分割払いは購入ごとに回数を決めるため完済時期が明確になるのが特徴です。

また、リボ払いと分割払いはどちらも手数料が発生し、使い方によっては支払負担が大きくなってしまう可能性があることも理解しておくことが大切です。

リボ払いと分割払いを上手に使い分けるためにも、他の手段も含めそれぞれの特徴を把握しておきましょう。

この記事で分かること
  • リボ払いは毎月の支払金額が一定になる支払方法で、分割払いは指定した回数で分割して支払う方法
  • リボ払いと分割払いは、手数料が発生し、利用の仕方によっては支払負担が大きくなる可能性がある
  • 他の借入手段も含めた特徴を理解し、上手に使い分けることが大切
監修者
飯田道子(いいだみちこ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) 他
飯田 道子

リボ払いと分割払いの違いは支払金額の決まり方です。それぞれメリット・デメリットがあるため、どのような特徴がある支払方法なのかを知ることが必要です。それらを踏まえ一時的な資金繰りで利用したいのか、支払手数料を抑えたいかなど、自分の用途と照らし合わせて選びましょう。

目次

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リボ払いと分割払いの違いとは

リボ払いと分割払いは、どちらもクレジットカードの支払方法のひとつで、利用代金を複数回に分けて支払う方法です。ただし、リボ払いは毎月の支払金額が一定で、分割払いは支払回数に応じて支払金額が決まるため、金利や支払総額が異なります

リボ払いと分割払いの違い

リボ払いと分割払いの具体的な違いは、次のとおりです。

リボ払い 分割払い
指定するもの 毎月の「支払金額」 支払いの「回数」
毎月の支払金額 基本的に一定(残高により変動あり) 購入金額を回数で割った金額
手数料の計算 利用残高に対して日割りで計算 支払回数に応じた実質年率で計算
完済時期 追加利用により変動しやすく、不明確 指定した回数で終了するため明確

リボ払いとは

リボ払いとは、毎月のクレジットカードの利用金額にかかわらず、支払金額が一定になる支払方法のことです。たとえば15万円の商品も、リボ払いにすれば、毎月3万円などの定額で支払えます。

リボ払いとは利用代金にかかわらず、毎月一定額を支払う

一般的には、買い物のときに支払方法を指定しますが、多くのクレジットカードでは、会員専用WEBサービスなどで買い物が済んだあとにリボ払いに変更することも可能です。

なお、リボ払いを利用すると、手数料がかかる点に注意が必要です。手数料の支払い方はクレジットカードによって異なり、手数料が毎月の支払金額に含まれる場合と、毎月の支払金額にリボ払い手数料が上乗せされる場合があります。

分割払いとは

分割払いとは、商品やサービスの購入時に、指定した回数で分割して支払っていく方法のことです。

たとえば15万円の商品で3回の分割払いを指定した場合、毎月の支払金額は5万円+分割手数料といったように、複数回に分けて支払うことが可能です。

分割払いとは買い物ごとに支払回数を選んで支払う

一般的には、買い物のときに支払方法や支払回数を指定しますが、多くのクレジットカードでは、会員専用WEBサービスなどで買い物が済んだあとに分割払いに変更することも可能です。

ただし、リボ払い同様に手数料がかかる点に注意が必要です。一般的には、支払回数が多くなるほど実質年率が上がります。

リボ払い・分割払いのメリット・デメリット

リボ払い・分割払いの支払方法には特有の特徴があります。自身の状況に合わせて適切に活用するために、まずはメリットとデメリットを整理しておきましょう。

リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いのメリット・デメリット

【メリット】
毎月の支払金額を一定にできる

【デメリット】
支払期間が長期化しやすい

リボ払いの特徴は、利用金額や件数にかかわらず、毎月の支払金額をあらかじめ設定した一定額に固定できる点です。急な出費が重なった月でも口座からの引き落とし額が変わらないため、家計管理が安定します。「支払いを一定に抑えてキャッシュフローを維持したい」という場面で有効な手段です。

ただし、リボ払いの手数料は利用残高に対して発生します。追加利用を繰り返すと利用残高が減りにくくなり、支払期間が想定以上に延びてしまう点がデメリットです。手数料の負担を抑えるためにも、常に現在の利用残高を正確に把握しておく必要があります。

分割払いのメリット・デメリット

分割払いのメリット・デメリット

【メリット】
支払回数が明確である
2回払いなら分割手数料がかからないことが多い

【デメリット】
複数の支払いを分割払いにすると分割手数料の負担が増える

分割払いは、買い物ごとに「3回払い」「10回払い」といった支払回数を指定して決済する方法です。完済時期がひと目でわかるため、高額な商品を購入する際でも、計画的に月々の負担を分散できるのがメリットです。

また、多くのクレジットカードでは、2回払いまでは手数料無料で利用できます。数万円の買い物で「一括払いは厳しいが、2回に分ければ無理なく支払える」というときに便利な選択肢となります。

一方で、複数の買い物をそれぞれ分割払いにすると、支払いの管理が複雑になる傾向があります。支払回数が増えるほど実質年率が高く設定されていることが多く、結果として支払総額が購入価格を大きく上回ってしまう点には注意が必要です。

リボ払いと分割払い、どっちがいい?

リボ払いと分割払いのどちらを選ぶべきかどうかは、「何を優先して支払いたいか」によって決まります。自身の収支状況や、購入した商品の金額に合わせて使い分けることが重要です。

リボ払いがおすすめのケース

リボ払いがおすすめのケース

  • 毎月の支出額を完全に固定し、家計管理をシンプルにしたい
  • 急な出費が重なり、一時的に月々の負担を最小限に抑えたい

毎月の支払金額を一定にしたいときは、リボ払いが向いているでしょう。

また、複数の高額な買い物をしたときもリボ払いが向いていることがあります。たとえば、旅行費用としてホテル代や交通費、土産代などをまとめて購入した場合は、翌月の請求が高額になってしまうでしょう。そのような場合でも、旅行費用のすべてをリボ払いにすれば、一定期間だけ支払金額が一定になり、支払負担を分散することが可能です。

ただし、リボ払いは借入残高に対して手数料が発生するため、支払期間が長引くほど支払総額は多くなります。「ボーナスが入ったら一括で返済する」「毎月の支払金額を高めに設定し直す」といった、柔軟な返済計画を立てられる場合は、リボ払いの利便性を活かしつつ、手数料負担を最小限に抑えることが可能です。

分割払いがおすすめのケース

分割払いがおすすめのケース

  • 高額な特定の商品(家電やブランド品など)を1点だけ購入する
  • 「いつ払い終わるか」という完済時期を明確にしたい

分割払いは完済時期が明確になるため、高額な商品を購入する際、計画的に月々の負担を分散させたい場合に適しています

ただし、複数の商品をそれぞれ分割払いで購入すると、毎月の引き落とし合計額が把握しづらくなり、家計の管理が複雑化するデメリットがあります。分割払いを利用する際は、商品の購入点数を絞り、無理のない範囲で活用するよう注意しましょう。

監修者
飯田道子(いいだみちこ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) 他
飯田 道子

リボ払いは「利用残高が見えにくい」点が大きなリスクです。毎月の支払金額が一定でも、追加利用を続けると利用残高は積み上がり、返済期間が長期化していきます。利用する際は必ず現在の利用残高を把握し、毎月の支払金額を元金が確実に減る水準に設定することが重要です。

リボ払いと分割払いはどっちがお得?シミュレーションをしよう

リボ払いと分割払いの手数料の計算式は次のとおりです。

  • 分割払い: 「利用代金 × 実質年率 × 回数に応じた係数」で決まる固定的な計算
  • リボ払い: 「利用残高 × 金利(手数料率) ÷ 365日 × 利用日数」で決まる日割り計算

分割払いは「購入した金額そのもの」に手数料がかかり、完済までの金額が固定されます。一方、リボ払いは「毎月変動する利用残高」に対して手数料がかかり続けるのが特徴です。

20万円の商品を金利15.00%で支払う場合の比較

具体的に支払総額にどれほどの差が出るのか、以下の条件でシミュレーションをしてみましょう。

  • 利用金額: 20万円
  • 金利(手数料率): 年15.00%

この条件で、「毎月2万円ずつ支払うリボ払い(元利定額方式)」にした場合と、「10回の分割払い」にした場合を比較します。

リボ払い 分割払い
支払元金 200,000円 200,000円
実質年率 15.00% 15.00%
完済までの期間 10カ月 10回
毎月の支払金額 約 22,054円 約 20,954円
総手数料 13,368円 13,556円
支払総額 213,368円 213,556円

※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のお支払金額やお支払期間と異なる場合があります。

同じ支払期間(10カ月・10回)であれば、リボ払いと分割払いで支払総額に大きな差は生まれません。リボ払いであっても、毎月の支払金額を多めに設定し、短期間で完済する計画であれば、分割払いと同等の手数料負担で利用することが可能です。

ただし、リボ払いの毎月の支払金額を少なく設定した場合は、手数料の負担が増える点に注意が必要です。

リボ払いと分割払いの注意点

リボ払いや分割払いを利用する際は、次の点に注意しましょう。

  • 一括払い以外利用できない店舗がある
  • 利用できる金額は割賦枠によって決まる
  • 余裕があるタイミングで繰り上げ返済をする
  • 自動でリボ払いになる設定になっていないかを確認する

一括払い以外利用できない店舗がある

店舗によっては、クレジットカードの一括払いは対応していても、リボ払いや分割払いに対応していない場合があります。

ただし、店舗でリボ払いや分割払いが指定できなかった場合でも、会員専用WEBサービスや電話などであとから支払方法を変更することが可能であることがほとんどです。

またリボ払いの場合は、1回払いと指定した利用代金がすべてリボ払いになる自動リボ払い設定をできる場合もあります。

利用できる金額は割賦枠によって決まる

クレジットカードで分割払いやリボ払いを利用する際、どれくらいの金額を使えるかは「割賦枠(かっぷわく)」によって決まります。

割賦枠とは、分割払いやリボ払いを対象とする利用可能枠のことです。「割賦取引利用可能枠」とも呼ばれ、クレジットカード全体の利用可能枠(ショッピング枠)のなかで、リボ払いや分割払いができる金額が別で設定されていることがあります

たとえば、ショッピング枠が50万円であっても、割賦枠が30万円であれば、分割払いやリボ払いで利用できる上限は30万円までとなります。

利用可能枠の仕組み

契約しているクレジットカードの割賦枠を事前に確認し、その範囲内で無理なく利用することが大切です。

余裕があるタイミングで繰り上げ返済をする

繰り上げ返済(任意返済)とは、毎月決まった返済(約定返済)とは別に、任意のタイミングで自由に決めた金額を返済する方法です。金融機関によっては、「早期返済」や「ご利用残高のお支払い」「臨時のお支払い」など呼称が異なる場合があります。

繰り上げ返済で支払った金額はすべて元金(利用残高)の返済に充てられるため、将来支払う予定だった利息が減ったり、返済期間が短縮されたりするメリットがあります。

ただし、無理をして繰り上げ返済を行うと所持している現金が不足し、別の出費で再びリボ払いや分割払いを繰り返すことになり、かえって支払負担が大きくなるおそれがあります。繰り上げ返済は、ボーナスなどある程度まとまった資金を確保できたタイミングなど、家計に余裕があるときに行いましょう。

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自動でリボ払いになる設定になっていないかを確認する

「自分では1回払いにしたつもりなのに、勝手にリボ払いになっていた」という意図しないトラブルを避けるため、自動リボの設定状況を確認しておきましょう。

自動リボとは、店頭で「1回払い」を指定しても、自動的にすべてリボ払いに切り替わる設定のことです。カード入会時などに一度リボ払いを選択すると、その後も自動でリボ払いが継続される設定になっている可能性があります。

クレジットカード会員専用のWEBサイトやアプリにログインし、「お支払い方法の変更・確認」といったメニューから現在の設定状況をチェックしてみてください。毎月の手数料負担を避けたい場合は、自動リボ設定を解除し、必要なときだけリボ払いや分割払いへ変更する使い方も検討しましょう。

まとまった金額のものを買うならカードローンも選択肢になる

カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供している個人向けの融資サービスです。すべてのカードローンには審査があり、審査によって決まった借入限度額の範囲内で自由に繰り返しお金を借り入れられます。

カードローンの金利は年1.5%〜年18.0%、なかでも銀行カードローンなら年15.0%程度で、クレジットカードのリボ払いや分割払い(15.0%〜18.0%)より低い傾向です。

カードローンは、借入限度額が高いほど金利が低くなるため、さらに低金利で借り入れができる可能性があります。たとえば、審査によって借入限度額200万円・金利が年10.0%が適用された場合は、たとえ10万円の少額であっても年10.0%で借り入れられます。

支払中のリボ払いや分割払いがある場合は、カードローンを利用して一括返済し、借り換えるのも選択肢のひとつでしょう。

なお、カードローンを利用する際は、利用前に返済シミュレーションを活用して、毎月の返済額や完済時期、支払総額を確認しておくことが重要です。

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借入限度額 借入利率
(固定金利)
100万円以下 年14.5%
100万円超200万円以下 年12.5%
200万円超300万円以下 年10.0%
300万円超400万円以下 年8.0%
400万円超500万円以下 年7.0%
500万円超600万円以下 年6.0%
600万円超700万円以下 年5.0%
700万円超800万円以下 年4.0%
800万円超900万円以下 年3.0%
900万円超1,000万円以下 年1.9%

※2026年5月1日時点

リボ払いや分割払いの利用残高の一括返済をしたい場合は、金利がより低いカードローンに借り換えをするのもよいでしょう。

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※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。(ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。)

リボ払いや分割払いに関するよくある質問

Q.クレジットカードのリボ払いと分割払いの違いを教えてください

A.

リボ払いは毎月の「支払金額」を指定するのに対し、分割払いは支払いの「回数」を指定するのが大きな違いです。

リボ払いとは、毎月のクレジットカードの利用金額にかかわらず、支払金額が一定になります。一方で分割払いとは、商品やサービスの購入時に、指定した回数で分割して支払っていきます。

Q.リボ払いと分割払いはどちらのほうがいいですか?

A.

リボ払いと分割払いのどちらがいいかは、一概にはいえません。

毎月の支払金額を一定にしたい場合や一時的な資金繰りを安定させたい場合は、リボ払いを活用するとよいでしょう。

一方で、希望の支払完了時期が決まっている場合や特定の高額な買い物に対して利用したい場合、支払負担を抑えたい場合は分割払いを活用するとよいでしょう。

Q.20万円をリボ払いで支払うと手数料はいくらになりますか?

A.

たとえば、利用金額の200,000円を金利15.0%のリボ払いで支払い、毎月20,000円を支払う場合の手数料は13,368円です。

手数料を含め、総額213,368円を支払うことで、毎月20,000円で200,000円の商品が購入できるイメージです。

Q.リボ払いと分割払いの金利はどれくらいですか?

A.

リボ払いや分割払いの金利相場は、年15.0%〜年18.0%前後です。ただし、実際の金利は、クレジットカードによっても異なります。

Q.リボ払いや分割払いは「やめたほうがいい」といわれるのはなぜですか?

A.

リボ払いや分割払いは、上手に活用すれば、高額な商品やサービスも複数回に分けて購入できる仕組みですが、利用方法によっては手数料が高額になる可能性があります。ただし、支払計画を立てたうえで必要以上にリボ払いや分割払いを利用せず、時には繰り上げ返済を行うことで、デメリットを解消することは可能です。