引っ越し費用にローンは使える?メリット・デメリットと対処法

引っ越しにはさまざまな費用が発生し、まとまった資金が必要になります。貯金だけでは対応が難しい場合、ローンを利用するのもひとつの選択肢です。引っ越し費用に使えるローンには複数の種類があるため、それぞれの特徴を理解し、適切なものを選ぶことが大切です。
この記事では、引っ越しに使えるローンの種類や特徴、ローンを利用するメリット・デメリットを詳しく解説します。引っ越し費用の相場や、費用を抑える方法についても紹介していますので、今後引っ越しを考えている方や、支払いに不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 引っ越し費用が足りない場合にカードローンやフリーローンを使うことは可能
- 引っ越しの時期や利用する業者によっては引っ越し費用を抑えられる場合がある
- カードローンはクレジットカードの分割払いやリボ払いよりも利息の負担を抑えやすい
目次
OPEN引っ越し費用が足りないならローンを検討しよう
引っ越しには、敷金・礼金・仲介手数料、引っ越し業者への支払い、新生活に必要な家具・家電の購入費用など、さまざまな費用がかかります。まとまった資金が必要になりますが、引っ越し費用はローンを利用して支払うことも可能です。貯金のみでの対応は難しい場合は、ローンの利用を検討してみましょう。
引っ越し費用の支払いに使えるローンの種類
引っ越し費用の支払いに使えるローンには、「カードローン」「フリーローン」「引っ越しローン(目的別ローン)」の3種類があります。

カードローン
カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供している個人向けの融資サービスです。
なかには即日融資に対応しているものもあり、引っ越し直前に資金が不足した場合でも、すぐに対応しやすいことが特徴です。カードローンで借りたお金の使い道は限定されていないため、敷金・礼金や引っ越し業者への支払いの他、家具・家電の購入、引っ越し後の生活費など、さまざまな用途に利用できます。
※京都銀行では即日融資に対応していません。
すべてのカードローンには審査があり、審査によって決まった借入限度額の範囲内で自由に繰り返しお金を借り入れられます。たとえば、引っ越し後の生活費が足りない場合に追加で借り入れることが可能です。
こんな人におすすめ
- 引っ越し後も追加で借り入れる可能性がある
- 手続き時間をできるだけ短くしたい
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フリーローン
フリーローンとは、借り入れたお金の使い道が自由なローンで、おもに銀行で提供されています。カードローンは借入限度額の範囲内で繰り返し借り入れができるのに対し、フリーローンは借入回数が一度のみという点が違いです。
また、フリーローンは、借りたお金の使い道に制限がないため、引っ越し費用以外の用途でも利用可能です。たとえば、新居の家具・家電の購入や生活費など、必要な資金をまとめて借りることができます。
こんな人におすすめ
- 引っ越し費用以外に必要なお金もまとめて借り入れたい
- 追加でお金を借りる予定はなく、一度だけ借り入れたい
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引っ越しローン(目的別ローン)
「引っ越しローン」は、銀行が提供する「目的別ローン」の一種で、引っ越しにかかる費用を目的としたローンです。カードローンに比べると金利が低く、同じ借入金額・借入期間であれば支払総額を抑えられることが特徴です。
お金の使い道は、敷金・礼金、仲介手数料、保険の加入、家具・家電の購入費用など、引っ越しに関連する費用に限定されています。引っ越しローンの種類によって資金使途が異なるため、条件を確認したうえで申し込むことが大切です。
こんな人におすすめ
- できるだけ金利を抑えて借り入れをしたい
- 引っ越し費用以外で借り入れをする予定はない
引っ越し費用の相場はいくら?事前に見積もっておこう
ローンを申し込む前に、引っ越しにかかる費用の相場を把握しておくことも大切です。ここでは、引っ越し費用を3つの項目に分けて説明します。

引っ越し作業にかかる費用(引っ越し業者に支払う費用)
引っ越し業者に支払う費用は業者ごとに異なりますが、次の要素によっても変動します。
- 引っ越しの時期:繁忙期(3月〜4月)、閑散期
- 移動距離:近距離(同市区町村内)、長距離(500km以上)
- 家族構成:一人暮らし、家族(2人以上)など
- 荷物の量:家具・家電の有無、ダンボールの数
- 付帯サービス:エアコンの取り外しや設置、不要品処分など
ここからは、時期別・移動距離別・家族構成別の引っ越し費用の目安を見ていきましょう。
時期別の引っ越し費用
引っ越し費用は時期によって変動します。たとえば、3月や4月は新生活が始まるタイミングで、引っ越しの需要が高まるため、費用が上がりやすくなります。反対に、12月や1月は引っ越し費用が下がりやすい傾向があります。
単身者の場合と3人家族の場合それぞれで、引っ越し費用が高い時期と安い時期の違いを見てみましょう。
時期別の費用目安(単身者・荷物少の場合)
- 3月:平均約58,168円
- 12月:平均約45,033円
※参考:【月別の引越しにかかった費用の平均(単身者)】|SUUMO
時期別の費用目安(3人家族の場合)
- 3月:平均約153,053円
- 1月:平均約93,538円
※参考:【月別の引っ越しにかかった費用の平均(家族[カップル含む])】|SUUMO
3人家族の場合、時期が2ヵ月違うだけで、約6万円の差があることがわかります。
移動距離別の引っ越し費用
移動距離が長くなるほど、引っ越し費用は高くなります。距離別の平均的な費用目安は次のとおりです。
移動距離別の費用目安(単身者・荷物小の場合)
- 〜15km未満:平均約38,853円
- 〜50km未満:平均約41,679円
- 〜200km未満:平均約52,739円
- 〜500km未満:平均約65,933円
- 500km以上:平均約81,359円
移動距離別の費用目安(3人家族の場合)
- 〜15km未満:平均約84,551円
- 〜50km未満:平均約94,353円
- 〜200km未満:平均約108,927円
- 〜500km未満:平均約150,447円
- 500km以上:平均約201,962円
15km未満と500km以上の費用の差は2倍以上になることがわかります。
家族構成別の引っ越し費用
引っ越し費用は、家族の人数や荷物の量によっても変わります。
家族の人数・荷物の量別の費用目安
- 単身者(荷物小):平均約47,878円
- 単身者(荷物大):平均約59,940円
- 2人家族:平均約78,412円
- 3人家族:平均約96,637円
- 4人家族:平均約119,752円
- 5人家族以上:平均約168,164円
荷物が少ない単身者の場合は平均約47,878円となるのに対し、5人家族以上だと平均約168,164円となり、費用は3倍以上に上がっています。
入居時にかかる費用
入居時にかかる費用には、次のようなものがあります。
入居時にかかる費用
- 礼金:賃料の1〜2ヵ月分
- 敷金:賃料の1〜2ヵ月分
- 前家賃:翌月分の家賃を前払い
- 仲介手数料:賃料の0.5〜1ヵ月分
- 火災保険料:数千円〜数万円
これらを合計すると、賃料の4〜6ヵ月分が初期費用として必要になる場合があります。ただし、それぞれの金額は契約内容によって異なるため、契約時に詳細を確認することが必要です。
引っ越し後にかかる費用
引っ越し後にも、新生活をスタートするためにさまざまな費用がかかります。
引っ越し後の費用例
- 生活インフラ関連の費用(電気・ガス・水道・通信など)
- 家具・家電の購入費用(冷蔵庫・テレビ・洗濯機など)
- 旧居の退去費用(原状回復費・クリーニング費など)
- 生活必需品の購入費(日用品や調理器具など)
- 予備費(想定外の出費に備えるための費用)
どのような出費があるかを洗い出して、計画的に予算を立てることが大切です。
引っ越し費用を抑える方法
ローンの利用を決める前に、引っ越し費用を抑える方法も確認しておきましょう。

引っ越し業者の閑散期に引っ越す
引っ越し費用は時期によって大きく変わります。特に3〜4月の繁忙期は料金が1.5倍〜2倍に跳ね上がることがあります。引っ越し時期を調整できるなら、5〜2月の閑散期に引っ越すことが理想です。月単位だけでなく、平日か土日祝日かによって費用が変わる場合があることも留意しておきましょう。
また、契約する月によって家賃が変わることもあります。特に3〜4月は新年度に向けて家賃が上がりやすい傾向があります。家賃は継続的に発生する費用のため、契約のタイミングを慎重に検討することが大切です。
ただし、現在住んでいる物件の途中解約による違約金が発生する場合もあります。契約内容を事前に確認し、引っ越し費用の節約と違約金のバランスを考えながら慎重に判断しましょう。
引っ越し業者のなかでもリーズナブルなプランを選ぶ
引っ越し費用を抑えるには、各引っ越し業者が提供するリーズナブルなプランを選ぶことも効果的です。たとえば、次のようなプランがあります。
- 荷造り・荷解きを自分で行うプラン
- 引っ越しの日付や時間の指定をしないプラン
- ほかの利用者の荷物と一緒に運搬するプラン
このようなプランを活用すれば、費用を抑えながら引っ越すことが可能です。
引っ越し業者を相見積もりして選ぶ
引っ越し費用を抑えるには、複数の引っ越し業者から相見積もりを取ることが重要です。同じ条件でも業者によって料金が異なるため、比較することで適切なプランを選べます。3社ほど見積もりを取り、基本料金・追加費用の有無・サービス内容を確認してみましょう。
不要な荷物を減らして荷物量を必要最小限にする
引っ越し費用は荷物が少ないほど抑えやすいため、大型の家具・家電は、引っ越し前に処分し、新居で買い替えたほうが、結果的に節約できる場合があります。
粗大ごみとして処分する場合は、回収費用がかかることがありますが、リサイクルショップやフリマアプリで売却できれば、引っ越し資金にも充てることも可能です。
また、荷物が少ない場合は引っ越し業者を利用せず、宅配便を活用するのもひとつの方法です。特に単身者の場合は、宅配便で送るほうが費用を抑えられる場合があるため、検討してみましょう。
敷金・礼金が抑えられる物件を選ぶ
引っ越しの初期費用を抑えるには、敷金・礼金が「0円」や「家賃1ヵ月分」の物件を選ぶことも重要です。敷金・礼金が家賃の3〜4ヵ月分の物件もあり、この違いだけで大きな節約につながります。
不動産のWEBサイトでは、「敷金・礼金なし」の条件を設定して検索できることもあるため、物件を探す際に活用してみましょう。
自治体の助成金や補助金を活用する
引っ越しに伴う費用負担を軽減するため、多くの自治体ではさまざまな助成金や補助金制度を提供しています。これらの制度は特定の条件を満たす世帯や個人を対象としており、引っ越し費用や新居の家賃、住宅取得費用などの一部を支援するものです。
利用できる可能性がある助成金・補助金の例を見てみましょう。
対象の世帯や個人 |
利用できる可能性がある 助成金・補助金の例 |
---|---|
収入が不安定な世帯 | 住居確保給付金 |
地方移住する世帯 | 移住支援金 |
新婚世帯 | 新婚生活支援事業 |
子育て世帯 | 次世代育成転居助成(新宿区) |
ひとり親世帯 | 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 |
高齢者世帯 | 高齢者住み替え家賃等助成事業 |
親との同居・近居を検討している子育て世帯 | 親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金 |
各制度の名称や対象者の要件、支給・貸付可能な金額などは、自治体によって異なる場合があります。利用したい場合は各自治体のWEBサイトや窓口で詳細を確認してみましょう。
引っ越しのためにローンを利用するメリット
引っ越しのためにローンを利用するメリットは次の3つです。
出費の負担を分割できる
引っ越しにかかる費用を一括で支払う場合、大きな出費になりますが、ローンを活用すれば毎月一定額の支払いに分割できるため、家計への負担を軽減できます。
また、引っ越し費用をすべて自己資金で支払うと貯金が減り、引っ越し後の生活費が不足するリスクもあります。ローンを活用することで、貯金を減らすことなく、余裕を持って新生活をスタートできるでしょう。
急な引っ越しにも対応できる
転勤や家族の事情などで、急な引っ越しが必要となった場合、十分な資金を準備する時間がないかもしれません。そのような状況でも、申込みをした即日〜数日で融資を受けられるローンを利用すれば、手続きの時間が短いため、スムーズに引っ越しを進めやすくなります。
※京都銀行では即日融資に対応していません。
たとえば、消費者金融のカードローンは即日融資が可能なものが多くあります。銀行のカードローンは審査に数日〜10日程度かかることが一般的ですが、引っ越しローンやフリーローンと比較すると審査にかかる時間が短めの傾向にあります。
クレジットカードよりも金利が低い
引っ越し費用をクレジットカードの分割払いやリボ払いで支払うことも可能ですが、一般的にローンのほうが金利が低い傾向にあるため、支払総額を抑えやすくなります。
クレジットカードのリボ払いや分割払いは金利が高めに設定されている傾向があるため、利息の負担を抑えて借り入れたい場合は、ローンの利用を検討してみましょう。
引っ越しのためにローンを利用するデメリット
引っ越しのためにローンを利用する場合のデメリットも確認しておきましょう。
審査に通らなければ利用できない
引っ越しローンに限らず、ローンを利用するには審査に通過する必要があります。審査基準は金融機関ごとに異なりますが、一般的に「属性情報」と「信用情報」が確認されます。

属性情報とは、申込者本人の年収や勤務先、勤続年数、持ち家か賃貸かなど個人に関する情報のことです。
信用情報とは、ローンやクレジットカードなどの契約内容、返済や支払いの遅延有無や返済状況などの個人の取引に関する情報のことです。金融機関は、申込みがあった際に、申込者の同意を得て指定信用情報機関の信用情報を照会しています。
安定かつ継続した収入がない場合や、すでに複数のローンを利用している場合、過去に返済遅延の履歴があるといった場合は、審査に通りにくくなる可能性があります。
利息が発生し、支払総額が増える
ローンを利用すると、元金に利息を加えた金額を返済する必要があります。利息は金利と借入期間をもとに計算されるため、金利が高いローンを選んだり、借入期間が長引いたりすると、支払総額が増えやすくなります。
また、ローンを利用した場合、引っ越し後も毎月一定額の返済が必要です。家賃や生活費と並行して支払うことになるため、収入や支出の状況によっては、家計の負担を感じるかもしれません。
引っ越し費用のためのローンが通らないときはどうする?
引っ越し費用をカバーするためにローンを申し込んでも、審査に通らない場合があります。理由としては、年収や勤続年数、信用情報の問題などが考えられます。
ローンが利用できない場合は、引っ越し費用を抑える工夫をしながら、ほかの資金調達方法を検討することが必要です。具体的な方法としては、次の3つがあります。
クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用する
クレジットカードを持っている場合、引っ越し業者の費用や家具・家電の購入を分割払いにすることで、初期の負担を軽減できます。
クレジットカードで支払えるものの例
- 引っ越し業者の料金
- 敷金・礼金
- 家具・家電の購入
- 交通費や生活必需品の購入
敷金・礼金に関しては、不動産会社がクレジットカードの分割払いに対応している場合に利用可能です。
ただし、クレジットカードの分割払いの手数料はローンの金利より高い傾向があります。分割回数が多くなるほど手数料が増えるため、返済が長期にならないよう、計画的に利用することが大切です。
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クレジットカードのキャッシング枠を利用する
引っ越し費用のローンが組めない場合、クレジットカードのキャッシング枠を利用すれば、短期間で資金調達が可能です。キャッシング枠とは、クレジットカードを使って現金を借り入れられる仕組みを指します。
すでにキャッシング枠が設定されている場合は、改めて申込みや審査を受ける必要がなく、すぐに現金を引き出せます。ほかのローンの審査に通過しなかった場合や、手続きの時間を短くしたい場合でも、迅速に資金を用意できることがメリットです。
ただし、キャッシング枠が付帯されていない場合は、新たに申し込む必要があり、審査や手続きに時間がかかることもあります。また、キャッシング枠はローンよりも金利が高い傾向があるため、できるだけ短期間で返済することが重要です。
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家族や友人からの援助を受ける
ローンが組めない場合、一時的に親族や信頼できる知人から資金を借りることもひとつの選択肢です。信頼関係のある相手に事情を説明し、短期間の借り入れをお願いしてみましょう。
援助を受ける際は、家族や友人であっても返済期日や金額を決めて、返済計画を明確に伝えることが大切です。相手に安心してもらえるよう、誠意を持って相談しましょう。また、トラブルを避けるためにも、長期間の借り入れはできるだけ控え、無理のない範囲で返済できるようにすることが重要です。
引っ越し費用の借り入れにも。京都銀行カードローン<ダイレクト>
京都銀行カードローン<ダイレクト>は、京都銀行が提供している入会金・年会費は0円のカードローンです。
※お申込みは、京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、愛知県にお住まいの方が対象です。
契約後は、京都銀行のキャッシュカードで京都銀行ATMやコンビニATMで借り入れが可能です。また、京銀アプリでも借り入れができます。
借入利率は年1.9%〜年14.5%
京都銀行カードローン<ダイレクト>の借入利率は、年1.9%〜年14.5%です。実際に適用される借入利率は借入限度額によって異なりますが、たとえば借入限度額10万円の場合、借入利率は年14.5%となります。
一般的にクレジットカードのキャッシングサービスの借入利率上限は年18.0%前後ですが、京都銀行は借入利率の上限が年14.5%と比較的低いといえます。
申込みから契約までWEBで完結!
京都銀行カードローン<ダイレクト>は、24時間365日申込可能です。仮申込時は京都銀行の口座がなくても申し込めます。
※別途、正式審査のお申込みまでに普通預金口座のご開設が必要となります。
申込方法は次のとおりです。

申込前に返済シミュレーションを活用しよう
京都銀行の「カードローンご返済シミュレーション」では、利息額・毎月の返済額・返済総額・借入期間を確認できます。返済の見通しを立てられるため、初めて利用する際など、借り入れに不安がある場合は行ってみましょう。
返済額や返済期間をチェックシミュレーションはこちら※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。(ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。)
引っ越しのローンに関するよくある質問
Q.今すぐ引っ越したいのにお金がないとき、どうすればいいですか?
A.
引っ越し費用がすぐに用意できない場合の対処法として、次の4つがあります。
- カードローンを利用する
- クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用する
- クレジットカードのキャッシング枠を利用する
- 引っ越しローン(目的別ローン)やフリーローンを利用する
カードローンは、クレジットカードの分割払いやリボ払い、キャッシング枠と比較して金利が低い傾向にあります。ただし、審査にかかる時間は金融機関によって異なるため、事前に確認することが重要です。
Q.引っ越しローン(目的別ローン)やフリーローン審査は厳しいですか?
A.
引っ越しローンやフリーローンを提供する金融機関では、独自の審査基準を設けていますが、公開されていないため、事前に「審査が厳しいかどうか」を判断することはできません。
審査では、一般的に「属性情報」と「信用情報」が確認されます。信用情報にはクレジットやローンの契約や利用状況などに関する情報が含まれるため、すでに複数のローンを抱えている場合や、過去に返済遅延の履歴があるといった場合、審査に通りにくくなる可能性があります。
Q.住宅ローンに引っ越し費用は含まれますか?
A.
住宅ローンは不動産の購入を目的としたローンのため、引っ越し費用を含めることは原則できません。ただし、住宅ローンとは別に、フリーローンや引っ越しローンを利用すれば、新居に伴う引っ越し費用や家具購入費をカバーできます。
Q.引っ越し費用を国や市役所から借りることはできますか?
A.
引っ越し費用を直接貸し付ける制度はありませんが、自治体によっては助成金や補助金を活用できる場合があります。「自治体の助成金や補助金を活用する」で詳しく解説しています。
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) 他
飯田 道子
目的別ローンは金利が低い傾向がありますが、引っ越し費用の見積もりなどを事前にしっかり行う必要があります。カードローンやフリーローンは資金使途が自由なため、引っ越し以外に必要な費用も借り入れが可能です。いずれにしても、いかに引っ越し費用を抑えるのかが大切です。費用が抑えられれば借入額も少なくなるため、完済までのスピードが早くなり、支払総額を抑えることができます。