これまでを振り返ると、私が成長できるように優しくわかりやすく、時に厳しく指導してくださった上司・先輩方がいらっしゃいました。自分が上司になった今、その方々と同じように周りから憧れられる人になること、常に学び成長し続ける人間であることが目標です。それが自分のため、ひいてはお客さまや地域のためになると考えています。職場の内外を問わず、「あなたがいて良かった」と思われる人間になれるよう、現状に満足せずに日々自分を高めていきたいです。
プレッシャーがある反面、充実感も大きい
現在、私は市場金融部という部署で資金・為替係を担当し、外国為替業務の中心的な役割を担っています。主な仕事内容はディーリング業務です。ディーリング業務とは、銀行の資金を手元資金として、為替の売買取引を行い、収益を上げることを目指す仕事のこと。一日中、為替レートを見ながら売買を行い、利益を得ることができる反面、大きなリスクを伴う業務でもあります。支店在籍時には考えられなかった巨額、しかもお客さまからお預かりした大切なお金を運用しているので大きなプレッシャーを感じます。常に成功を味わえるわけではなく、裏目に出てしまうこともありました。しかし日頃の地道な情報収集や分析などが実を結び、自分の予想通りに相場が動いたり、目標が達成できたりすると大きな充実感を得られます。また外国為替市場は金融機関同士で直接やりとりすることが多いため、他の金融機関の方と交流を持てることもこの仕事ならではの面白さだと思っています。
働く上で大切にしたい価値観が合致
就職活動時、私は「人に感謝される仕事」「常に学ぶ姿勢を持って、成長し続けられる仕事」を軸として考えていました。大学で経済学部に在籍していたこともあり、興味を持ったのは金融業界です。カタチのある商品・物ではなく、自分自身で勝負できる、また生活に欠かせない仕事であることにも惹かれました。
業界のなかでも京都銀行を志望した理由は、生まれ育った地元で地域のために働けて、性別に関係なく活躍できる職場だと考えたからです。就職活動を通して「こんな人になりたい」と思える人に出会い、充実した研修制度を知り、自分が働く上で大切にしたい価値観とも合致していたことが、入行の動機になりました。
スタートは、銀行の個人営業担当
入行後は窓口業務を経て、2年目の夏から個人営業担当として個人のお客さまを中心に預かり資産営業を行いました。お客さまへの提案に慣れ、充実した営業活動ができるようになった6年目の頃、より良い提案のためにマーケットについて学びたいと思い、市場金融部トレーニー(行内トレーニー)に参加。 その後、現在の部署へ異動が決まったのですが、お客さまが残念がってくださったのはとても印象に残っていますね。特に嬉しかったのは、私がお声がけをして当行で初めて取引を始め、ご家族までご紹介いただいた方が「上村さんだから取引をしたんですよ」と言ってくださったこと。お客さまの心に残る担当者になれたと自信となり、今後もそうしたお客さまを増やしていきたいという気持ちになりました。
もう一つ印象に残っているのは、支店の目標が未達成だったとき、実際の営業活動で使えそうなロールプレイングなどを取り入れた勉強会を企画したことです。結果、支店全体の士気が高まり業績表彰を獲得できました。組織は「場の空気」によって変化するもの、その空気を作るのは「人の意識」です。責任感や使命感を持つことで人は成長でき、そういう人が増えていけば良い職場になっていくと実感した出来事でした。
就活は自分を見つめ直すチャンス
就職活動は、自分がどんな人間なのか、将来どうなりたいのかを真剣に考えることができる、人生において貴重な経験となります。ただし、自分で考えてもなかなか答えが出せないこともあると思います。もちろん自分の気持ちを優先するのが一番ですが、困ったときや悩んだときは周りの人に意見を聞き、またさまざまな会社を見てたくさんの方と話してみてください。きっと「自分もこうなりたい」と思える人に出会えるはずです。
自分の評価と人からの評価は違うことが多いですし、今は多くの性格分析ツールもあるので、友だちと結果について話すのも良い息抜きになるでしょう。当行では、「明るく、元気に、前向きに、努力できる人」が、求められる人財だと思います。からだと心の健康に気をつけて、自分らしく頑張ってください。
私 の や り た い こ と
Schedule 1日のスケジュール
OFF SHOT オフショット
遊びと勉強を両立
友人と遊んだり、コンサートやゴルフレッスンを楽しんだりする他、金融大学校の休日講座への参加、資格試験の勉強など自己研鑽にも取り組んでいます。