プロジェクトストーリー PROJECTSTORY

新規事業開発部 企画・運営グループ
部長代理
吉田 壽人/ 2008年入行

2008年入行。営業店で渉外を担当した後、本部に異動。金融大学校で約10年、新入行員や各階層向け研修プログラムの企画・運営、人材育成などに携わる。その後再び営業店で支店長代理として活躍。2023年10月、京都フィナンシャルグループの設立に伴って立ち上げられた新規事業開発部のメンバーに抜擢される。

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プレッシャーを未来の楽しみに
変えてくれたお客さまの言葉。

新規事業開発部は、2023年10月に新しく設立されたばかりの部署です。ミッションは「京都フィナンシャルグループ内の新たなグループ会社設立、グループ会社における新規事業の企画」を実現することですが、社内にノウハウや経験があるわけではなく、新規事業創出までのプロセスも決まっていません。部長を筆頭に、次長、部長代理の私、主任の4人という少数精鋭メンバーで手探りの状態から始まり、配属が決まった当初は正直に言うと、嬉しさよりもプレッシャーを感じていました。
しかしある時、営業時代に担当していた企業の社長から「新規事業を創るなんて誰にでもできることじゃない、すごいことだよ」と言っていただいたのです。「しかも会社のリソースを使って自分の想いを実現できる、こんなチャンスはない」と。その言葉で私の心に火がつき、「そうだ!どうせやるなら思いっきり頑張ってみよう」と決意しました。新しいことにチャレンジすれば、自分の枠の中だけでは想像できないような成長ができるはず、まだ見ぬ世界と出会えるだろうと前向きに捉えられるようになりました。

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多くの人との交流や協力によって
アイデアの質がより高まっていく。

そもそも新規事業開発部ができた背景には、2021年の銀行法改正によって、銀行グループの業務範囲の規制が緩和されたことがあります。つまりこれまで銀行グループではできなかった「地域商社」「人材派遣」「ITソフト販売」「データ分析・広告」「フィンテック=金融と情報技術を組み合わせた商品やサービス」といった新たな事業領域へのチャレンジが可能になったのです。そこで新規事業開発部では現在、新規事業創出に向けたビジネスモデルの調査・研究や、ビジネスコンテストの設立に向けて取り組んでいます。
まず配属初日には帰り道に本屋へ直行し、新規事業開発に関する書籍を複数購入。また社内ではメンバー間でアイデアを出し合い、ホワイトボートや付箋に書いて意見交換するという壁打ちを盛んに実施しています。さらに新規事業のヒントを得るため、社外のピッチイベント(スタートアップの起業家が投資家などに対して自社技術やサービスをプレゼンする機会)に参加したり、他地域の金融機関に事業推進の方法などをヒアリングしたりすることもあります。一人の考えではなく、こうした様々な人と情報交換し議論を重ねることでアイデアが広がり、より良いものになっていくと実感しています。

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みんながワクワクするような
楽しいプロジェクトを実現したい。

なかでも力を入れているプロジェクトは、京都フィナンシャルグループの全職員を対象にビジネスアイデアを募り、新規事業を創出しようという「ビジネスコンテスト」です。方法としては公募制で、一次審査(書類審査)、二次審査(プレゼン)、最終審査(プレゼン)を設け、アイデアが採択されれば、発案者自身がプロジェクトチームの中心となって事業化に向けて取り組むという仕組みを検討しています。それぞれの審査の前には構想からアイデアを広げ深める準備期間や、外部の有識者からアドバイスをもらえる機会も予定しており、職員の皆さんが安心してチャレンジできる場になれば嬉しいと思っています。
プロジェクトを進める上で私が大事にしているのは、「これから何かが始まるワクワク感」をグループ全体で感じられるようにすること。そもそも新規事業の創出は「こんな会社を創って、こんなコトを実現したい」という夢や情熱がベースにあるものです。これからビジネスコンテストを活用して新しい事業が生まれ、多くの人の笑顔をつくる瞬間に立ち会えることを楽しみに、当プロジェクトをさらにブラッシュアップしていきたいですね。

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お客さま&地域社会の役に立つ
新規事業がいつか正解になる。

私はこれまで営業も経験してきましたが、営業と本部の仕事の違いは、営業の仕事にはお客さまの中に“答え”があることです。例えば法人のお客さまのビジョンがあれば、営業はそのビジョン実現に向けたお手伝いをするのが役目。一方、本部の仕事は自分たちでビジョンを描き、“答え”を見つけていく。正解がないからこそ難しく、面白くもあります。特に新規事業は100%成功するものではなく、当然リスクも抱えます。当グループにはそのリスクを背負ってでもチャレンジできるだけの強固な経営基盤があることが大きな強み。「やらない後悔より、やる後悔のほうがいい」と背中を押していただけるのはすごくありがたい環境です。
今後はビジネスコンテストを通じて、ひとつでも多くの笑顔を生み出せるような新規事業を創出することが目標です。新規事業の方向性はいろいろありますが、当グループが手がけるならやはり京都ならではの問題解決につながるものが望ましいでしょう。もし悩んだ時には、「お客さまのため」「地域社会のため」という信念に立ち返って考えれば、間違いはないと考えています。

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