京都五山送り火 - 夏の夜を彩る伝統行事 -

毎年8月16日の夜、京都の山々が壮大な炎に包まれる「京都五山送り火」は、古都の夏を締めくくる伝統行事です。この行事は、お盆に帰ってきた先祖の霊を見送るため、山に「大」「妙・法」、船や鳥居の形の点火が行われます。送り火の消炭は疫病除けや魔除けとして信じられ、水に映して飲むと中風予防になるという言い伝えもあります。
大文字(午後8時点火)
大文字の送り火は、護摩木に名前や病名を書いて焚くことで、病気が癒えるとの信仰があります。当日は護摩木に願いを書き、山に運ばれます。広く市内から見渡せる大文字は、特に鴨川(丸太町橋~御薗橋)や京都御苑が見どころです。
妙法(午後8時5分点火)
松ケ崎の「妙法」は、1306年に改宗した際に始まりました。「妙」は草書体、「法」は隷書体で、両文字は「南無妙法蓮華経」に由来します。北山通(京都ノートルダム女子大学附近)でその美しさを堪能できます。
船形(午後8時10分点火)
船形送り火は「大乗仏教」を表す説や、先祖を送る「精霊流し」の船を模した説が伝わります。賀茂川付近(北山大橋~西賀茂橋付近)が観賞スポットです。
左大文字(午後8時15分点火)
左大文字は、大北山に位置しています。江戸時代の公家日記にも登場し、西大路通(円町~金閣寺)が見どころです。
鳥居形(午後8時20分点火)
鳥居形は、神沢貞幹の随筆や『洛外図』に記されています。京の中心からは見えにくいですが、渡月橋や松尾橋、広沢池付近でその姿を楽しむことができます。
送り火の美しい光景を楽しんだ後は、京都の逸品を"ことより"で♪
京都の風情を味わえる逸品をぜひお試しください。
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料亭「菊乃井」のこだわりの純正すっぽんスープ。活け〆のすっぽんを炊き上げ、少量の生姜と醤油で味付けしています。
【下鴨茶寮】料亭のご馳走 特選
下鴨茶寮の人気3種の詰合せ:ちりめん山椒、きんぴらまぐろ、どんこ椎茸と貝柱こんぶ。それぞれの特徴を活かし、幅広い年齢層に人気の逸品です。
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和三盆糖蜜を丁寧に練り上げたとろりとした口あたりと、和三盆のやわらかな甘みをお楽しみください。
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種のわらび餅(ニッキ風味、抹茶きな粉、和三盆、ほうじ茶)を詰め合わせたセット。冷やして召し上がってください。
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