リバランスで見直す

保有資産の配分は定期的に見直しましょう。資産の価値は運用成果によって常に変化していくので、資産配分の定期的な診断やアフターケアが大切です。

リバランスとは

リバランスとは、ファンドの資産配分や組入銘柄を一定期間ごとに見直し、修正・調整を行うことです。
投資環境の変化によって、時間が経過するとともにポートフォリオの構成比率に変化が出てきます。
そのため、定期的に見直しを行い、予想外にリスクが高くなったりしていないか等、ご自身の資産状況を確認し、リバランスを行うことが必要になります。

リバランスのイメージ

当初の資産配分、債券50万円/株式50万円。株式の資産価値がじょうしょう。資産配分が変わりました。債券50万円/株式70万円。株を10万円分売却して債券10万円分こうにゅう。当初の資産配分に戻しました。これをリバランスといいます。債券60万円/株式60万円。

リバランスのメリット

バランスファンドには、「リバランス」を自動的に行うという大きなメリットがあります。リバランスとは、運用を続けていくうちに偏ってしまう資産配分を元の配分に戻すことをいいます。
例えば、「国内債券25%」「海外債券25%」「国内株式25%」「海外株式25%」というバランスファンドが運用を続けるうちに下記のように変化した場合、多くなった株式の一部を売却して、少なくなった債券を買い足すという作業(リバランス)をします。

リバランス例。国内株式25%、海外株式25%、国内債券25%、海外債券25%を運用続けるうちに株式が上昇。国内株式30%、海外株式30%、国内債券20%、海外債券20%になったのをリバランス(資産配分を元に戻す)国内株式25%、海外株式25%、国内債券25%、海外債券25%

自分自身でこれらの作業をすると手間暇がかかるだけでなく、税金がかかる場合もあります。

  • 値上がりしたものを自動的に売却することで利益を確定。
  • 値下がりしたものを自動的に買い増し。
  • 定期的にリバランスをすることで、運用成績が安定。

バランスファンドはこの作業をファンドの中で行うため、節税効果も期待できます。