資産運用の必要性

まずは、私たちを取り巻く環境の変化を確認しましょう

私たちの身近な生活必需品。実は過去約30年間にこれだけ値上がりしています。
値上がりが今後も継続した場合、私たちのお金はどうなるのでしょうか。

  • 小麦粉1kg,1985年209円、29年後、2014年235円、約1.1倍。牛肉(ロース)100g,1985年623円、29年後、2014年805円、約1.3倍。カレーライス1皿、1985年489円、29年、2014年750円、約1.5倍。
  • 出所:総務省「小売物価統計調査(主要項目の東京都区部小売価格)」

インフレが進むと、お金の実質的な価値は年々低下することになります

インフレーション(持続的な物価上昇)や為替が円安になると、お金の実質的な「価値」は低下します。
かつては預金に預けていれば資産を運用しなくてもお金は増えましたが、現在日本は長く低金利が続いているため、将来の生活を守るために、資産運用は必要です。

現在モノ100万円。お金100万円、インフレ率年2%、利率年0.03%。5年後お金100万円1500円、モノ100万4000円になると買えない!

インフレで起こる資産価値の下落

インフレで起こる資産価値の下落。元本100蔓延の25年後の価値は、インフレ率0%100万円。インフレ率1.0%78万円。インフレ率2.0%61万円。インフレ率2.0%の10年後82万円。日本政府はインフレ率2.0%を目標に掲げています。
  • あくまでも参考指標として提供することのみを目的としており、将来を予想・保証もしくは示唆するものではありません。

少子高齢化が進むと、現役世代の負担は増大していきます

少子高齢化の進行により、年金・医療等の社会保障分野において現役世代の負担増が予測されています。ゆとりあるセカンドライフのためには早めの資産づくりで老後にそなえる必要があります。

  • 1970年年金世代一人を現役世代9.7人で支える。2030年年金世代一人を現役世代1.8人で支える。2055年年金世代一人を現役世代1.2人で支える。

その他にも、

  • 医療・介護費用の増加
  • 税制の見直し(消費税率の引き上げ等)

が考えられます。

  • 出所:1970年は総務省統計局「国勢調査」、2030年、2055年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」

年金だけでは安心とは言えません

公的年金の給付水準の減少予測

2014年度62.7%、2030年度56.5%、2043年度50.6%
将来における所得代替率(現在の収入に対する夫婦の年金給付水準)は減少していくと試算されています。
  • 出所:厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政現況及び見通し―平成26年財政検証結果―」

セカンドライフの生活費についても確認しておきましょう

現在の年金制度では、ゆとりあるセカンドライフを送るための生活費に不足が出る可能性があります。今後の年金受給額引き下げや企業年金の継続が不安視されることもふまえ、ご自身で資産運用を考える必要があります。

公的年金だけでみた老後の生活収支(夫婦2人の場合)

  • 平均的なセカンドライフの生活費
    サラリーマン夫婦の老齢年金の推定額月額約2.1万円-日常生活費月額約23.7万円=不足している生活費月額約3万円
  • ゆとりあるセカンドライフの生活費
    サラリーマン夫婦の老齢年金の推定額月額約2.1万円-日常生活費月額約35.4万円=不足している生活費月額約15万円

上手なお金の運用で、お金は長生きすることができます!

退職金を運用していけば資産の寿命を伸ばすことができます。以下の図は元金1,000万円を毎月5万円ずつ取り崩した場合のシミュレーションです。

1,000万円の手持ち資金を、毎月5万円(※1)ずつ取り崩した場合のお金の寿命(課税前、複利)(※2)
  • 運用を行わず取り崩した場合約16年、利回りが0.1%の場合約17年、利回りが1%の場合約18年、利回りが3%の場合約23年、利回りが5%の場合約36年
  1. ※1
    総務省統計局「平成25年 家計調査年報(速報)」中の平均的な高齢夫婦無職世帯の毎月の不足額「57,592円」より千円以下を切り捨てて算出した金額です。
  2. ※2
    1,000万円を一定の利回りで運用しながら一定額を取り崩していくシミュレーションであり、特定の運用成果を保証、示唆するものではありません。計算にあたっては1ヶ月複利計算。月末引出にて計算しています。運用に係る税金、費用等は一切考慮していません。

人生にはいろいろなイベントがあります。
しかしお金は、必要な時に必要なだけあるとは限りません。将来必要となるお金をきちんと準備するために、資産運用を考えることが必要になってきます。

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