インターネットEBサービスを安全にご利用いただくために

インターネットEBサービスのご利用有無にかかわらず、自社のパソコンのセキュリティ対策は、お客さまがパソコンやサーバーに保有されている自社の財務情報や取引先に関する情報、従業員の個人情報等、多岐に亘る機密情報を守る意味でも重要ですので、重層的な対策が必要です。
その中でも、京銀インターネットEBサービスをご利用のお客さまに、特にご注意いただきたい点として、ご案内している事項は次の通りです。

パソコンの基本的なセキュリティ対策は万全にしてください。

基本ソフト(OS)やブラウザ等、インストールされている各種ソフトウェアを最新の状態に更新してください。また、パソコンには必ず市販のウイルス対策ソフトを導入いただき、常に最新の状態にしたうえでご利用ください。

ポイント その1

WindowsXP(2014年4月)やWindows7(2020年1月)は公式サポートが終了しています。
メーカーのサポート期限が経過した基本ソフト(OS)やブラウザ等のご利用は絶対にお止めください。

ポイント その2

「AdobeReader」などのソフトをご利用の場合は、最新の状態にアップデートし、古いバージョンのソフトが残っている場合は、アンインストールしてください。

ポイント その3

市販のウイルス対策ソフトを導入してください。
常に最新のパターンファイルを適用し、お客さまのパソコンがウイルス感染していないか定期的に可能な限り短い周期でチェックしてください。

  • ただし、有識者によりますと、最近は新種ウイルスの生成ペースが極めて速く、対策ソフトのパターンファイル更新が追いつかないケースも増加しているとのことですので、この点にはご留意ください。

不正送金対策ソフト「PhishWallプレミアム」を必ずご利用ください。

フィッシングサイトに誘導したり、お客さまのパソコンをコンピュータウイルス(マルウェア)に感染させ、不正なポップアップ画面や「ダウンロード中です」「読込中です」等の偽画面を表示する等の手段(※)により、暗証番号やパスワードを盗み取ろうとする犯罪が全国的に増加しています。

  • これらの犯罪手法は、MITB(マン・イン・ザ・ブラウザ)攻撃と呼ばれています。

ポイント その4

当行では、これらの不正送金被害への対策ソフト「PhishWallプレミアム」を無償で、配布しております。ぜひご利用いただきますよう強くお奨めいたします(インストールは簡単です)。
なお、当行が無償配布している「PhishWallプレミアム」は 不正送金被害対策に特化したソフトです。市販のウイルス 対策ソフトも併用し、常に最新の状態にしてください。

電子証明書のインストールされたパソコンは、厳重なセキュリティ管理をお願いします。

コンピュータウイルスは高度化しており、お客さまのパソコンに侵入し、そこに保存されているお客さまの情報や取引先の情報等を詐取しようとするものもあります。
また、最近はコンピューターウイルスにより、お客さまのパソコンが遠隔操作され、不正送金被害が発生するという犯罪も発生しています。

ポイント その5

電子証明書のインストールされたパソコンが第三者等に不正に利用されることがないよう、お客さまにおいて厳重な管理をお願いいたします。
すべての利用者(ログインID)について、電子証明書を必ず発行いただくとともに、電子証明書がインストールされたパソコンについては厳重な管理をお願いいたします。(電子証明書を「未発行」「失効済み」の状態のままにしないでください。)
インターネットEBサービスを利用されない方が利用者として登録されている(不要なログインIDがある)場合は、すみやかに当該利用者(ログインID)を削除いただきますようお願いいたします。

ポイント その6

「パソコン内の電子証明書が消失した」、「パソコンが重たい(応答が遅い)」、「意図しないシャットダウンやフリーズが起こる」など、パソコンの挙動が通常と異なる不審な事象が発生した場合は、ウィルス等に感染している恐れが高いため、安全が確認されるまでパソコンのご利用を控えてください。

パスワード等が他人に知られないための措置を講じてください。

  • 推測されやすいパスワードを設定しないようにしてください。

    <推測されやすいパスワード(例)>

    1. (1)生年月日、電話番号、住所(地番)、車のナンバー等
    2. (2)自分および自分の知っている人の名前や愛称
    3. (3)123456等の単純な文字列
    4. (4)英字のみまたは数字のみの文字列
  • パスワードの使い回しをしないようにしてください。
  • パスワードを他人に知られてしまった場合または他人に知られたかもしれない場合は、速やかに変更してください。
  • ID・パスワードは厳格に管理し、他人に教えたり、パソコン、携帯電話、Eメール、クラウドサーバー、ネットワーク上のサービス等に保存しないでください。
  • 不審なメール型のフィッシングに注意し、偽画面等に不用意にID・パスワードを入力しないでください。心当たりのない宛先からの電子メールに添付されているファイルの開封や、URLのクリックは絶対に行わないようにお願いします。
  • パスワードの入力時には「ソフトウェアキーボード」をご利用ください。(パソコンのキーボードの入力情報を盗み取るタイプのスパイウェアに対して有効な対策となります)

『ワンタイムパスワード』または『トランザクション認証』を
ご利用ください。

「ワンタイムパスワード」とは、お客さまのスマートフォンの画面上に表示された、一回限りのパスワ-ドをパソコンのインタ-ネットバンキングの画面に入力し、本人認証を行うというものです。

さらに、都度指定方式による振込・振替、総合振込、給与・賞与振込を行う際にパソコンでデータを作成し、スマートフォン(別経路)から承認を行うことで、取引依頼を成立させる「スマホ認証」機能をセットでご提供しています。

ポイント その7

万が一、スパイウェアやフィッシングなどの犯罪行為により、オンライン上などで暗証番号等を不正に盗まれたとしても、「ワンタイムパスワード」による異なるパスワ-ドでの本人認証が必要となるため、犯人による不正利用防止に有効な対策となります。

ポイント その8

ワンタイムパスワードにセットで提供している「スマホ認証」では、お客さまがパソコンで作成された振込・振替、総合振込、給与・賞与振込の依頼データを当行に送信される際に、スマートフォン(別経路)から認証いただきます。 仮にパソコンがウイルスに感染し、犯罪者に不正に操作された場合でも、依頼データの送信には、承認権限のあるユーザーによるスマートフォンからの承認が必要となるため、不正利用防止に有効です。

トランザクション認証とは、専用のカメラ付トークンを使用し、インタ-ネットバンキングの画面上に表示される二次元コードを読み取ることで、当該トークンに表示されるワンタイムパスワード(トランザクション認証番号)をインタ-ネットバンキングの画面に入力し、本人認証を行うというものです。

ポイント その9

仮にパソコンがウイルス等に感染し、不正な振込操作をされた場合でも、「トランザクション認証」では、取引内容を元に生成されるトランザクション認証番号の入力が必要となるほか、「カメラ付きハードトークン」で取引内容を確認いただくことができますので、第三者による不正な振込を防止する有効な対策となります。

インターネットEBサービスご利用時は次の点にもご留意ください。

  • パソコンの利用目的として、インターネット接続時の利用はインターネットバンキングに限定してください。
  • パソコンや無線LANのルータ等について、利用しない時間は可能な限り、電源を切断してください。離席時等には、必ずログアウトを励行し、取引画面を放置しないように注意してください。
  • 取引上限金額を必要最小限に設定してください。
  • 不審なログイン履歴や身に覚えがない取引履歴・取引通知メールがないか、定期的に確認してください。
  • 不審なサイトにアクセスしたり、安易にフリー(無料)ソフトなどをダウンロードしないでください。USBメモリやCD-ROMなどの記憶媒体を接続する時は、ウイルスチェックをしてください。

ポイント その10

振込データの作成者と承認者の権限を分け、別々のパソコンからご利用いただくことを強くお奨めします。また、承認者を二人にし、より厳格な態勢を構築いただくことにより、不正利用に遭う確立が極めて低くなります。
(有識者によりますと、犯人が同時にお客さまの複数のパソコンを乗っ取ったり、コンピューターウイルスに感染させるのは、難しいといわれています)

ポイント その11

取引受付メールは、携帯電話またはスマートフォンで受信されるよう強くお奨めします。
(不正取引を早期に検知できる可能性がパソコンでの受信に比べて高まります)

ポイント その12

社内ネットワーク上のパソコンがコンピュータウイルスに感染した場合、他のパソコン(京銀インターネットEBサービスをご利用のパソコン)にも感染する可能性がありますので、京銀インターネットEBサービス利用者以外の社員の方にも注意喚起をお願いします。

万一、不審な取引を発見された場合や、偽画面が表示されたり、当行を騙る不審な電子メールを受け取られた場合は、当行までご連絡くださいますようお願いします。少しでも不審に思われたらご連絡ください。

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