持ち家と賃貸の違い

持ち家と賃貸では、物件にかかるお金以外にも、諸費用やライフスタイルに大きな違いが生じます。
持ち家と賃貸はどう違うのか、さまざまな視点から考えてみましょう。

ライフスタイル等から比較してみましょう。

賃貸 持ち家
社会的信用
  • 得にくい場合がある
    →他の資産形成が必要
  • 比較的得やすい
    →家が担保とみなされる
心理的影響
  • 身軽さ
    →家や地域に縛られない
  • 不安
    →老後に住む家が確定していない
  • 満足感
    →希望する家を購入できた
  • 覚悟
    →地域や家族と向き合わなければならない
  • 安心感
    →老後に住む家が確定している
ライフスタイル
  • 変化に柔軟に対応できる
  • 今後のライフスタイルをある程度決めなければならない

持ち家と賃貸ではどちらがおトクか考えてみましょう。

一生賃貸住宅に住み続けるのと、住宅を購入するのとどっちがお得なのか?実際にモデルケースでみてみましょう。

賃貸

30歳から85歳まで居住した場合
家賃:120,000円
更新費用:120,000円(2年に1回)

入居時初期費用

敷金(2ヵ月分) 240,000円
礼金(2ヵ月分) 240,000円
手数料(1ヵ月分) 120,000円
合計 600,000円

30~85歳

年間費用
家賃 120,000円×12ヵ月=1,440,000円
更新費用(2年更新分の半分を1年で計上) 60,000円
1,500,000円
賃貸 支払総額

1,500,000円×55年=82,500,000円

持ち家

30歳で家を購入し、65歳で完済した場合
物件価格:3,000万円
返済期間:35年
ボーナス返済:なし
返済方法:元利均等返済
金利:2.5%(固定)
月々の支払額:127,248円
ローン返済:107,248円
管理費・修繕積立金:20,000円

購入時諸費用(物件価格の5%)

1,500,000円

30~64歳

年間費用
住宅ローン 107,248円×12ヵ月=1,286,976円
管理費・修繕積立金 20,000円×12ヵ月=240,000円
固定資産税 100,000円
1,626,976円
支払総額

1,626,976円×35年=56,944,160円

65~85歳

年間費用
管理費・修繕積立金 20,000円×12カ月=240,000円
固定資産税 100,000円
340,000円
支払総額

340,000円×20年=6,800,000円

持ち家 支払総額

56,944,160円+6,800,000円=63,744,160円