--OKAMOTOのご紹介をお願いします。--
(岡本専務)
弊社は、天保元年より続く「岡本織物店」が発祥で、当時からこの東山の地で西陣織を取扱っており、創業で言えば190年以上を有しております。
今でこそレンタル着物店をよく見かける様になりましたが、実は弊社はその発祥で、約20年前からレンタル着物事業を開始しました。当時から舞妓体験などができる店舗はありましたが、室内での体験に限定されていたことから、観光地や街中で着物の方をお見掛けするといったことはほとんどありませんでした。
そのため、「もっと着物を身近に感じてもらいたい」といった想いから事業を開始したことがきっかけとなります。
自宅の一室ではじめた事業が、今では東山エリアで5店舗(本店・清水店・祇園店・八坂神社店・清水東山店)、伏見稲荷と嵐山にもそれぞれ1店舗(伏見稲荷店・嵐山店)(インタビュー当時)と、主要な観光地に7店舗を展開するまでに成長することができました。

--OKAMOTOの特徴や強みなどを教えてください。--
(岡本専務)
着物の着付けやヘアセットなどの技術力はどこにも負けません。
お客様に質の高いサービスを提供できるよう、着付けやヘアセットに関する社内制度を設けています。一定の技術が身に着いた従業員だけがサービスを提供できる仕組みとしており、専門学校や前職等で経験者であっても、関係なく取り組んでもらっています。
しっかりと技術を身に着けられるよう、定期的な研修や希望者による着付け講座の受講などを実施していますが、元々、着物や着付け、ヘアセットなどが好きな方に入社してもらっている背景もあって、積極的に取り組んでもらっています。
また、提供するサービスといった面では、料金体系を明確化することでお客様に安心してご利用いただいております。
そのほか、基本的にSNSの更新は各店舗で行っていますが、特定の従業員だけに任せきるのではなく、全員で取組むことで発信できるバリエーションや社内の一体感につながってくると捉えております。
--従業員の大半を女性が占められていますが、働き方など工夫されている点はございますか。--

--外国人従業員の雇用についてもお聞かせください。--
(岡本専務)
外国人従業員には、飲食事業に従事してもらっています。レンタル着物の店舗と同様、飲食事業も東山エリアに店舗を構えていることから、外国人観光客への対応等、幅広く活躍してくれています。
アジア圏やヨーロッパ圏など国籍はさまざまですが、皆共通して「日本が好きで日本で働きたい」といった想いを持ってくれています。その中で、弊社としても労働条件に国籍は関係なく、例えば従業員の評価体系も同一とするなど、「OKAMOTOで活躍したい」と思ってくれる従業員を後押しできる環境としています。そういった経緯もあってか、外国人従業員から「家族や友人もOKAMOTOに紹介したい」といった声を挙げてくれ、働きやすく感じてくれているのだと喜ばしく感じています。
また、外国人従業員の礼儀正しさやひたむきな姿勢から、励まされることや新たな気付きが生まれることもあり、社内の活性化にもつながっています。
--設定されたKPIにはどういった想いが込められているでしょうか。--
(岡本専務)
職場環境にはできる限り配慮していますがそれ以外の面、例えば配偶者の仕事の都合であったり、外国人従業員であれば長期間の就労が制度上難しかったりと、残念ながら一定数の離職が発生しているのが実情です。今後もより一層の事業展開を行っていくことを考えると従業員の確保は弊社にとって重要だと認識しております。
その中でも、着物や着付け、ヘアセットなど何かが好きで「OKAMOTOで働きたい」と意欲を持った方に沢山来ていただきたいといった想いを集約した形のKPIとしました。

--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(岡本専務)
普段から、「現状維持では無く、時代の変化に合わせた商品やサービスを提供する」ことを意識していますが、今後も「何事にもチャレンジする会社」の姿勢であり続けようと思います。
また、もっと着物を身近に感じてもらえるよう、生地の素材や模様、サイズ感などその時々のトレンドやニーズを取り入れた取り組みは常に行っています。着物がファッションの一部として定着できるよう、今後も従業員一丸となって働きかけていきます。