--サンヨー物産のご紹介をお願いします。--
(矢野社長)
私の両親の出身が広島県福山市で身内には多くの商売人がいました。
その環境に影響され、私自身も若くから事業を興すことを志しており、1996年に寝装リビング用品の卸売業として私含めた5名で弊社を設立し、おかげさまで今年30周年を迎えることができました。
ちなみに、設立からの従業員は今も弊社で活躍してくれています。

--サンヨー物産の特徴や強みなどを教えてください。--
(矢野社長)
設立時から取扱っている寝装リビング用品に加え、現在は浴衣などの和装品も取り扱っておりますが、日本全国に取引先である問屋を持つネットワークが弊社の強みの一つです。
また、2年前に京セラのインクジェットプリンター「FOREARTH」を導入したことで、従来の製品に比べて水の使用量やCO2排出を抑制しており、環境負担の軽減が図れる点や印刷拠点内におけるキャパシティの向上が図れる点など様々な側面で貢献をしております。
加えて、弊社が「FOREARTH」の世界1号機を導入したことも相まって、大手量販店をはじめとする他社からタイアップのお声掛けをしてもらうなど、様々な反響をいただいております。
--設立時の従業員に加えて、他にはどういった従業員が在籍されていますか。--
(矢野社長)
そもそも、弊社は総従業員でいうと20名程度ですが、基本的に離職率は低く、勤続10年以上の従業員が殆どで20年以上の方も在籍しています。冒頭にお話した設立当時からの従業員の他にも、弊社の歴史を話すうえで欠かせない方ばかりの構成となっています。
弊社では私のほかに役員を設けていない体制ですが、苦楽を共にした従業員が多いこともあり、役職関係なく様々な意見を言い合える環境となっていて、信頼できる仲間と仕事ができる環境を嬉しく感じております。

--そういった背景がある中、設定されたKPIにはどういった想いが込められているでしょうか。--
(矢野社長)
設立当時から従業員の男女比について、意図や意識をしたことは無いのですが、図らずも概ね1:1で推移しています。他社や他業種では珍しいことなのかもしれませんが、弊社ではむしろ先に女性が重要職に就くケースも多く、「女性が活躍する職場」と言えるかと思います。
実際に、ある女性従業員は和装品のデザイナーを兼ねつつ、「FOREARTH」の操作も担当するなど、一人で何役も兼ねてくれていて非常に頼もしく感じています。
こういった背景や女性が約半数を占める現状を踏まえると、より女性が働きがいややりがいを感じる環境にしたいとの想いから今回のKPIを設定する運びとなりました。既に候補者が数名いますので、数年内に経験を積んで、管理職としてより弊社を引っ張っていく存在になって欲しいと思っております。
--経営者として大切にしている想いや考え方を教えてください。--
(矢野社長)
物事の判断や決断時には、「取組に関しては柔軟に、計画は厳しく、実行は楽しく。」の考えの下、実行しています。
もう少し噛み砕くと、極力自分がわくわくするもの、そう感じるものを柔軟に取り入れて、その気持ちを持って実行に移しますが、計画の策定は様々な人の意見や目線を取り入れてあえて厳しい内容としています。これは私の経験則からマストにしています。
この考えは絶えず従業員には伝えるようにしていて、社内でも浸透しているかと思います。皆でこの考えを共有し、それぞれが意見を出し合うことで、一人の思考だけではたどり着けないブラッシュアップされた内容にすることができるため、従業員との距離感が近く、意見が言い合える弊社ならでは特徴が活かせているかと思っております。

--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(矢野社長)
ゆくゆくは、既存の事業(寝装リビング用品・和装品)に加え、「FOREARTH」のデザイン性や再現性を活かしたインクジェット事業の3本柱を構築したいと構想しています。
また、既存事業に関しても、大手メーカーとの協業など幅広く意欲的に取り組む構想です。
他事業に依存すること無く、各事業が自立してそれぞれで安定して採算が取れる状態に持っていくことが次の課題だと思っております。