--大興設備開発のご紹介をお願いします。-- (森本社長)
弊社は、京都府内の医療施設や教育機関、宿泊施設などの施設内に常駐し、設備管理・工事を行うビルメンテナンス会社でございます。
私の父である初代社長が、電気工事を生業とする「株式会社大興商事」を1974年に創業し、以来、ビルメンテナンスにおける設備管理・工事に特化し続けていますが、それが業界内ではユニークな存在と認知されている様です。

--近年、京都市内を運行するバスのラッピングや電車の駅構内など、よく大興設備開発の看板を見かけますが、どういった想いが込められているのでしょうか。--

(森本社長)
弊社をひとことで表すと、「親しみを大切にしている設備管理専門の会社」です。
ただ、弊社と普段あまり接点のない一般の方にとって、“モノ”ではなく “サービス”を提供する弊社のビジネスモデルが“親しみ”に結び付きにくいことから、広告掲示などによるブランディングに注力しています。
「ビルメンダー」※もその一環で、サステナビリティ目標である「子どもたちの笑顔づくり」に繋がるよう、プロモーションを手掛けております。
今まで取引の無かったお客さまからお声掛けいただき、新規の取引に至ったケースや採用など、様々な面で効果を実感しております。
--従業員の労働環境整備や働き方について、どのように取り組まれていますか。--
(森本社長)
「お客さまだけでなく、従業員同士でも“親しみ”や和をもって接することが、上質なサービスの提供に結び付く」ことを常々従業員には伝達しており、採用面接の際も同じ目線で見るようにしています。
従業員が極力ストレスを感じず働けるよう、普段から管理者と従業員で面談する機会を設け、様々な意見を吸い上げる仕組みにしています。そこで出た意見を基に会議を行い、適宜改善を行っています。その甲斐あってか、弊社では現場人員として活躍する女性従業員や、現役で活躍するベテラン従業員など性別や年齢関係無く、様々な従業員が活躍しています。
--そういった背景がある中、設定されたKPIにはどういった想いが込められているでしょうか。--

(森本社長)
弊社はサステナビリティ目標として、「子どもたちの笑顔づくり」に加え、もう一つの柱として「技術力の向上」を掲げています。
これは、弊社の特徴である「ビルメンテナンスにおける設備管理のワンストップ提供」が密接に関わっており、サービスの提供には多様な知識や資格取得が要求されます。
サステナビリティ目標は従業員にも浸透し、各人が保有資格の増加に努めていますが、中でも電気工事士の資格は弊社における基礎にあたるため、推奨取得としています。
加えて、この機会を活かして第2種電気工事士の取得者には、1種の取得に挑戦するよう促進します。上位資格の取得を通して、従業員にとっては自身の成長、弊社全体では更なるサービスの向上に繋がる良い機会かと捉えております。
--経営者として大切にしている想いや考え方を教えてください。--
(森本社長)
私たちは、京都という地域に根ざした設備管理会社として、地域の中で価値が循環する経営を大切にしています。
京都のお客さまからいただいたご縁は、できる限り京都の企業や職人の力によってお応えしたい。その想いから、協力会社の選定においても地域とのつながりを重視しています。
設備管理という仕事は、単に設備を維持することではありません。病院や大学、宿泊施設など、人々の暮らしや学び、安心を支える社会基盤を守る仕事です。だからこそ、地域を深く理解し、長年にわたり京都の建物と向き合ってきた経験が大きな価値になると考えています。
中小企業だからこそできる機動力と、一件一件に心を配る丁寧な対応。そして京都に特化して培ってきた専門性。その積み重ねによって、地域に必要とされ続ける存在でありたいと願っています。
京都で生まれたご縁を京都の中で育み、地域の技術と信頼が次の世代へ受け継がれていく。その循環こそが、私たちの考える持続可能な設備管理です。

--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(森本社長)
私たちは「いつか、宇宙でメンテナンスを。」という壮大なテーマを掲げています。
もちろん、明日すぐに宇宙へ行くわけではありません。しかし、この言葉には私たちの覚悟が込められています。
宇宙で設備を守るためには、技術力を磨き続けなければなりません。そして、その日を迎えるためには、企業として何十年にもわたり存在し続ける必要があります。
次の世代へ技術と志を受け継ぐこと。社会に価値を提供し続ける企業であること。
私たちは、日々の点検やメンテナンスの先に、その未来を見据えています。
「京都で培った技術を、いつか宇宙へ。」京都の建物を守ることも、未来の宇宙施設を守ることも、本質は同じです。人々の安全と快適な環境を支えるために、挑戦を重ね続ける。
遠い宇宙を目指すからこそ、今日も目の前の設備と真摯に向き合います。