--平和住宅建設のご紹介をお願いします。--
(髙木社長)
弊社は、京都府の南部地域に根差した住宅建築業者で、住宅の新築、建て替え、リフォーム、賃貸資産の活用など幅広く手掛けております。
弊社は1977年に私が創業しましたが、それ以前は会社員として地元企業で働いていました。宅地建物取引士(宅建)を取得したことをきっかけに脱サラし、自宅の一部を事務所にし、事業を始めたことが弊社の始まりです。
その後、創業から5年後に自社ビルを建設しました。当時はテナントビルとして建設しましたが、心の中では「いつかビル全体を自社で使えるくらい大きな会社にしたい」といった目標を掲げていました。
今となっては自社ビルの大半を弊社の関連事業が使用し、また自社ビルの隣まで事務所を拡大できる規模に成長することができました。
--平和住宅建設の強みや特徴について教えてください。--
(髙木社長)
弊社の特徴としては、職人や協力業者で構成される「平和会」の下、外注はせずすべて直営工事による建築にこだわっています。大半のお客様にとって住宅の購入は一生に一度であり、また購入後もそこに住み続けていただくためにも、「高品質で、完璧に手入れが行き届いたものをご提供したい」という想いがあるからです。
永年その想いを持ち続けてきた為か、OB様(平和住宅建設で住宅を購入した顧客を指す)からのリピート率が高いことも弊社の特徴だと思います。OB様は「いつまでもお客様」と捉え、配偶者様には毎年誕生日にお花をお届けしたり、アフターフォローの専門部隊を設置したりして、住宅ご購入後も長いお付き合いをさせていただいていることが要因かもしれません。
(髙木専務)
社長からお客様への想いを話してもらいましたが、新築・リフォームに関わらず、お客様への引き渡し前には社長もしくは私が必ず最終完了検査をしています。
時にはお客様から、「そこまで細かく見てもらわなくても...」といったお声をいただくほど、弊社では拘りを持っており、それがリピート率にもつながっているものと考えています。
--一緒に働く従業員への想いを教えてください。--
(髙木社長)
お客様に喜んでいただくことを第一としていますが、そこには従業員の頑張りが不可欠です。私はその想いを「経営理念」及び「我が社の使命※1」、「行動指針※2」に反映させています。弊社ではこれらの考え方を最も重要なこととして掲げていますが、従業員の心を高めることこそが高品質で細やかなサービスの提供につながり、それがお客様の満足感に結び付くと考えているからです。
また、従業員に対しては、「縁があって弊社に入社してくれたので、少しでも楽しんで仕事をして欲しい」と想っています。そのために、私が従業員の立場で嬉しく感じることは何かを考え、それをできる限り福利厚生といった形で実行する様にしています。
その一環として、毎年実施している社員旅行は従業員の積立等ではなく、会社が全額負担する形で行っています。加えて、私は家族の支えがあってこそ良い仕事ができると信じていますので、誕生日にはお祝いを従業員のみならず、ご家族も対象にしています。

(髙木専務)
今後についても、社長が例に挙げた取り組みの継続はもちろん、従業員のご家族にも喜んでいただける取り組みを構想しています。その一例ですが、本人だけでなくご家族の誕生日にも休暇が取れる制度の導入を考えています。他にもいくつか案を持っていますので、随時取り入れていきたいと思っています。

※1 我が社の使命
何かのご縁で巡り合わせて頂いたお客様とのご縁を大切にし、そのお客様の住まいに関する夢や悩みに対して、精一杯の努力と知恵を振り絞り、満足と感動を共有する。結果として、一生のお付き合いをさせて頂く。
※2 行動指針
1.活気ある元気な会社にする
2.決められた事をやり続ける
3.業績を落とさず早く帰る
4.報連相の徹底
5.気づき気遣いの徹底
6.理屈よりまず行動
7.効率の良い動き
8.優先順位を考え行動
9.本気で仕事をする
10.人任せにしない
11.物事を深く深く考える
--そういった社長の想いがある中、今回設定したKPIにはどういった想いが込められていますか。--

(髙木社長)
業界内でもそうですが、「平和会」の大工においても高齢化が進んでいて、若手の担い手不足が課題として挙げられています。地域に根差した住宅建築業者として、今後も住宅を提供し続けるためにも、施策を打つ必要性を感じていたこともあり、弊社と同規模同業種では聞いたことは無いのですが、建築大学校卒の若手を弊社の社員として採用する取り組みを始めました。
もちろん、すぐに一人前になれる訳ではなく、約三年かけてじっくり一人前の大工に育て上げる計画としています。実際一期生の従業員は今年で三年目になるのですが、ベテラン大工にしっかり指導をしてもらいメキメキ上達して、次は建売住宅の建設にもチャレンジしてもらいたいと思っています。
また、日々の作業内容や指導を受けた内容などは日報にまとめているのですが、弊社では外部クラウドを活用し、全従業員がその日報を確認できる仕組みにしています。部署関わらずみんなで若手の成長を見守ることで、大工の若返りにつながると嬉しく思います。
--会社経営をするうえで、大切にしている考えをお聞かせください。--
(髙木社長)
何事にも、現状把握と軌道修正を行うことが大切です。
常に現状把握ができていて、多少ズレがあっても早期に軌道修正を行うことができれば、大きな失敗にはつながらないと考えています。
それを実践する仕組みとして、弊社では経営幹部は週1回経営戦略会議を、月一回課長以上が対象の課長合同戦略会議を実施して方向性にブレが無いか確認しています。
また、月一回全社員が対象の全体会議を実施しており、その場では各部門に活動内容を発表してもらい、会社全体でやろうとしていることを共有してもらえるようにしています。お客様に喜んでいただくためには、全部門が同じ考えでそれぞれの業務に取り組んでもらわなければなりません。「お客様の喜び」を追求することが弊社の成長にも結び付くと捉えているからです。
また、地域の発展にも貢献したいと考えています。「地域の発展が弊社の成長につながる」といった想いを原動力に、周辺地域の学校へ月刊誌「PHP」の寄贈や盲導犬協会への寄付、各分譲地の側溝清掃に加え、クリスマスのイルミネーションにも力を入れています。かれこれ20年以上前から開始し、今では毎年クリスマスの時期に、住宅一棟まるごとイルミネーションを施しており、周辺住民の方のみならず、一目見ようとわざわざ多方面からお越しいただき、冬の風物詩となっております。
これからも、地域の皆様にお喜びいただける取り組みを行っていきたいですね。
(髙木専務)
私からは、従業員に対して「自分でやりたいと思ったことには、ぜひ挑戦してみて欲しい」と日頃から伝えています。何事も経験することが大事であって、仮にそこで失敗をしてしまっても、それも自身の経験値となり次に活かすことができるので、咎めることはしないようにしています。
そういった想いから、なるべく自発的に「挑戦してみたい」と思う気持ちを尊重してあげたいですし、今後も前向きな挑戦は後押ししていこうと考えています。
--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(髙木社長)
弊社は2027年に創業50周年を迎えるのですが、まずはそこを一区切りとして、専務に経営のバトンを引き継ごうかと計画しています。
また、弊社を「安定したもっと良い会社」にするべく、現在各部署で5年後の方針を策定してもらっています。また、自社の成長のみならず、地域に根差した企業として、地域の発展にも貢献し続けます。
(髙木専務)
過去から経営陣の仕事は、「従業員が働きやすいと感じる会社にすること」だと考えています。
ご紹介した弊社の特徴的な取り組みなどを通して、従業員には公私ともに充実してイキイキとして欲しいですし、今後ともその環境づくりに注力していく所存です。
(髙木社長)
過去の経験から、仕事が楽しいと感じてくれる従業員の方が、成果にも表れる傾向があります。皆が楽しく仕事ができる会社が一番良いので、私と専務が先導して目指していきたいと考えます。