--コアマシナリーのご紹介や強み、社名の由来などについて教えてください。--
(岡本社長)
弊社は、京都府の北部にある福知山市三和町に拠点を置き、部品製造事業を生業としています。
主な事業内容としては、工作機械により余計な部分を取り除き部品の形に成形する「精密切削加工」と、アルミニウムにアルマイト処理と呼ばれる表面処理を施すことで、様々な特性を付与する「アルマイト加工」を展開しております。
通常、「精密切削加工」と「アルマイト加工」は、それぞれ独立した加工処理であることから、それぞれ別の会社へ処理を依頼する必要がございます。そのため、品質を維持する難しさや管理面での負担感等、様々な問題が発生しがちですが、弊社ではそれをセットで提供できる体制としています。図面の指示さえあれば、社内一気通貫で対応できる点が弊社の強みでございます。
また、特に「アルマイト加工」において、全国的に取扱う事業者が年々減少しており、京都府北部においては、私が認識する中でも弊社含め2社のみとなりました。そういった背景や、申し上げた弊社の強み、また弊社独自で保有するコア技術を用いてご要望にお応えする対応がお客様にお喜びいただいており、遠方では広島県のお客様から受注いただいております。
社名については、2017年に現社名へ刷新しました。
コアマシナリーの “コア”は、弊社ビジョンの内の一つに掲げる「お客様と地域とこの会社で働く従業員の全てにとっての“核(コア)”である」ことが由来で、平面での円の真ん中ではなく、球体での真ん中を指し、「どの角度から見ても、真ん中にある会社にしたい」想いを込めております。加えて、事業として展開する部品製造事業を指す“マシナリー”を合体させたことが由来となります。
--一緒に働く従業員への想いを教えてください。--
(岡本社長)
私は、「働く=自分自身の人生の成果を創り出す方法」として選択するものだと捉えていて、従業員には、衣食住のためだけに働くのではなく、人生の成果を創り出すため日々の業務もより良いものにする意識を持って欲しい、と想っています。
また、弊社では、成果における定義を、「ハピネスとサクセスの両立」としています。
事業に成功する「サクセス」だけでなく、そこで働く従業員や私たちの事業に関わるお客様を含めた全ての人の「幸福(ハピネス)」が実現し、この2つが両立する状態を目指していて、これにコミットするあらゆる取り組みを行っています。
その一環として、従業員に向けては有給休暇の取得率や時間外労働の削減などを期初の経営計画に盛り込むことで、従業員の未来像を明確にし、会社としてもキャリアプラン実現の支援を惜しまない体制とすることで、従業員の成長を後押ししています。

--そういった想いがある中、今回設定されたKPIにはどういった想いが込められていますか。--

(岡本社長)
従業員に対しては、普段から「疲れたら休めばいい」考えではありますが、弊社で長く活躍してもらうためにも、メリハリがあった方が良いとの想いを今回のKPIに込めています。仕事とプライベートを完全に切り離すことは難しいですが、休暇を趣味や家族サービスなどに充ててもらうことで、リフレッシュして業務に取り組めるのではないかと考えています。
また、弊社では男性の育休取得が盛んで、過去に3名が半年間取得しました。生まれたての我が子が育っていく過程を、ご家族と分かち合えることは何物にも代えられない経験だと想いますので、育休取得だけでなく、日々の保育園への送り迎えや発熱などの急な対応などは社内でも当たり前のこととして捉えていて、子育て世代の従業員は働きやすい環境だと思ってくれているようです。
--会社経営をするうえで、大切にしている考えをお聞かせください。--
(岡本社長)
弊社における成果の定義については、先ほどお話しましたが、「ここで生きる人のハピネスとサクセスを実現し、そこで得た成果を地域・取り巻く自然環境に還元し、その有様を見た他地域や他社様が真似をしたくなる」ような取り組みを行い、またそれを繰り返し続けたいと考えています。
周辺地域や取り巻く自然環境があって事業を行うことができると捉えていて、例えば弊社では、里山管理の一環として年間計画を立てて定期的に草刈りを行っています。里山全体の管理とはいかずとも、部分的でも環境維持に繋がることで、自然環境に貢献できるのではと考えています。

--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(岡本社長)
創業100周年となる2077年に、会社という枠組みを超えて、人・技術・文化・地域が結び付く共同体を作りたいと構想していて、中山間地域であるこの地(福知山市三和町)で生きつつ、先端産業の一翼を担う生き方を展開することができるのでは、と思っています。新たしい村やコミュニティを創るイメージですね。
もう少し踏み込むと、目まぐるしく変化する時代ではありますが、今後テクノロジーが大きく進化した社会であっても、「人が何かを創る」といったことを中心に、人間性や創造性を失わない環境にしたいと思っており、これは100年企業を目指すうえで、保っておきたい弊社のマインドであります。
その取り組みの一環として、「魔改造の8-17時(まかいぞうのはちじごじ)」と題した社内イベントを定期開催しています。直近では、“魔改造”した廃扇風機を使って、10メートル先のマグロを模した縫いぐるみを巻き取る「扇風機マグロ一本釣り競争」を実施しました。今後は弊社内に留まらず、他社様や自治体、学生様などにも枠組みを広げることで、一つの共同体として継続できればと考えており、こういった取り組みをどんどん展開して、私たちの生きる地域に様々な結びつきを創り出したいと思っています。