--アスティックフクシマのご紹介をお願いします。--
(福島社長)
弊社は、私の祖父である福島道太郎が、電熱線や絶縁材料などの卸売を行う会社として昭和16年に創業し、今年の12月をもって創業85年を迎えます。拠点は本社(東大阪)、東京支店・九州支店に加え、仙台支店と名取工場(仙台)がございます。
弊社名ですが、取扱製品である「Alloy(合金)」「Sensor(センサー)」「Terminal(端子)」「Insulation(絶縁体)」「Connector(コネクタ)」の頭文字(ASTIC)から取っていて、創業50周年の際に社内公募から生まれたようです。また、事業内容は当時から大きく変わっていませんが、長年取引を有する大手メーカー様の事業展開に沿って、弊社でも徐々に事業を拡大したことで、今では様々な大手メーカー様ともお取引がございます。
数年前までは民生家電向けが中心であった受注内容にも変化が見られ、近年はデータセンター向けなどのAI関連が増加し、時流の変化を感じております。

--アスティックフクシマの特徴や強みなどを教えてください。--
(福島社長)
現場サイドと経営陣の距離感が近いことが特徴です。弊社は所謂商社でありながら、製造部門や品質部門など広く部門を構えていることから、従業員や取引先様から多様な意見が挙がってきます。
こういった“現場の困り事や課題”に対し、スピーディな意思決定ができる点は他社に負けない強みであると自負しています。
--一緒に働く従業員への想いを教えてください。--
(福島社長)
当たり前のことですが、「従業員がいないと会社は成り立たない」ため、「従業員がいきいきと目標を持って業務に取り組める環境づくり」に注力しています。そういった環境で働いてもらうことが、取引先様への良いサービスの提供に繋がると考えるためです。
その一環として、昨年に健康経営優良法人の認定を取得しました。毎年健康診断の受診など、認定取得に必要な取り組みはある程度過去から行っていたのですが、従業員のモチベーションの向上や対外的な発信に繋がって欲しい想いを込めています。

--そういった想いがある中、今回設定されたKPIにはどういった想いが込められていますか。--

(福島社長)
「弊社の特徴や強み」でお話した通り、普段から従業員との距離感は大切にしておりますが、“従業員評価”の面においては、評価が決定した経緯や今後求める役割など、中々コミュニケーションが取れていませんでした。
そういった背景を踏まえ、従業員に今まで以上に意欲的に業務に取り組んでもらうためにも、“人事評価制度”に照準を当てたKPIを採用しました。
現状は、制度構築に向けた体制整備を行っている状態のため、従業員とコミュニケーションを密に取ってより良い評価制度を確立し、成果に対してしっかりと還元できる仕組みにしたいと想っています。
--会社経営をするうえで、大切にしている考えをお聞かせください。--
(福島社長)
大きく3点を重視していますが、1つ目は“人と人との信頼関係”で、最も大切にしています。従業員は勿論ですが、取引先様、仕入先様、協力会社様など、関わる方全てが対象であり、会社経営をする上でも必須であると考えています。
2つ目は、従業員に対して“偉ぶらない”ことを意識しています。先程からお話している従業員との距離感とも関連することで、距離感が近いからこそ様々な意見が挙がり、弊社の成長にも繋がっていると考えています。
そして3つ目は、意思決定をする際などで、“頑固に変えない部分と柔軟に対応する部分とのバランス”を大切にしています。
創業から80年以上事業を続けてきた中で、守らないといけない面もあれば、時代の変化に合わせて変えていく必要がある面もあり、このバランスを取るのが非常に難しいです。

--最後に、今後の展望や意気込みをお願いします。--
(永尾専務) (福島社長)
新たに「環境ソリューション事業」の展開に向けて準備を進めています。
具体的には、法人向けに省エネ制御装置を活用した事業展開を想定しています。特に製造業などでは環境対策が求められますが、営業車をガソリン車からハイブリッド車・電気自動車への切り替えや、LED照明の導入など、一定数の企業はある程度取り組みが進んでいて、次の一手を模索しています。そういった企業の“困りごと“の解決に繋がることを事業として確立し、推進していく構想としています。
弊社は、主にワイヤーハーネスや電子部品を扱う企業ですが、5年後や10年後、創業100周年を迎える頃には、「ワイヤーハーネスや電子部品だけでなく、アスティックフクシマと言えば●●の会社だ!」と認知される事業展開をこれから行っていきます。