I Love Kyoto キャンペーン紹介(2020年シリーズ)

当行では、地元本店銀行として、「歴史都市・京都」の素晴らしさを再発見し、将来にわたってまもり育ててゆこうという趣旨から、1982年より「I Love Kyoto キャンペーン」を展開してまいりました。
京都の自然・歴史的遺産・伝統文化・暮らしなどを四季折々の趣に託して、この41年間に作製したポスターは、505種類、約70万枚を数えます。

2020年シリーズ

2020年春季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.如意寺のミツバツツジ(京丹後市)

「行基ゆかりの寺」如意寺は、「関西花の寺25カ所霊場」第七番札所の古刹である。門前に久美浜湾が広がる景勝地にあり、一年を通じて様々な花木や山野草が楽しめる。4月前半には、約1万株のミツバツツジで境内周辺は華やかに彩られる。日本で唯一の建築様式「重層宝形造」が見事な不動堂は、名工・中村 淳治氏の設計・施工によるものである。

2.得浄明院 庖勝一條流奉納式(東山区)

信州善光寺大本願の京都別院である得浄明院。毎年5月13日、白天龍王社の例祭で、藤原時代(平安時代中期)から続く流派「庖勝一條流」による「式包丁」が奉納される。食材に手を触れず、包丁とまな箸のみでさばいて捧げる伝統の技は、厳かにして実に優雅である。

2020年夏季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.海住山寺 五重塔(木津川市)

海住山寺は、奈良時代に都(恭仁京)が一時置かれたとされる瓶原(みかのはら)を見下ろす海住山(三上山)の中腹にある。境内の五重塔は、国宝にも指定される鎌倉時代の傑作。目にまぶしい青空の下、朱塗りの五重塔が、太陽の光を受けて一段と輝く。

2.大原の赤紫蘇(左京区)

比叡山の麓に広がる大原地域では、昼夜の寒暖差を生かして古くから赤紫蘇の栽培が行われてきた。夏の朝、陽の光に照らされた山々の鮮やかな藍色と田園の黄緑、赤紫蘇畑の赤紫がコントラストをなして調和し、しっとりと美しい景色を生み出す。

2020年秋季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.秋の光明院(東山区)

1391年に建立された光明院は、東福寺の塔頭のひとつ。庭の苔の美しさから「虹の苔寺」の別名をもつ。「波心庭」と称される枯山水庭園は、昭和を代表する作庭家 重森 三玲氏が手がけたもの。秋、吉野窓越しに見る庭園は、苔むした築山、立石、そして赤い紅葉がコントラストを成し、絵画のように美しい。

2.龍穏寺への参道(南丹市)

南丹市園部町の山間にひっそりと佇む曹洞宗の寺院、龍穏寺。山門をくぐると、秋には紅葉で敷き詰められた石段が本堂へと続く。赤や黄に染まった紅葉のトンネルのような参道は、幻想的で見る者を魅了する。

2020年秋冬季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.建仁寺 法堂の双龍図(東山区)

建仁寺は建仁2年(1202年)に建立された禅寺。法堂の天井に描かれた双龍図は、創建800年記念として、平成14年(2002年)に日本画家・陶芸家の小泉 淳作氏により制作された大作である。畳108畳にもおよぶ壮大な水墨画には、互いに絡み合うように阿吽の双龍が描かれ、まさに圧巻の迫力。

2.冬の本庄漁港(伊根町)

本庄漁港のある伊根町の蒲入地区は、丹後半島の最北部に位置し、古くから漁業が盛んな地域である。冬の朝、澄んだ空気の中でひときわ輝く太陽の光に照らされ、真っ白な雪景色が美しい海の群青によく映える。