I Love Kyoto キャンペーン紹介(2022年シリーズ)

当行では、地元本店銀行として、「歴史都市・京都」の素晴らしさを再発見し、将来にわたってまもり育ててゆこうという趣旨から、1982年より「I Love Kyoto キャンペーン」を展開してまいりました。
京都の自然・歴史的遺産・伝統文化・暮らしなどを四季折々の趣に託して、この41年間に作製したポスターは、505種類、約70万枚を数えます。

2022年シリーズ

2022年春季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.鏡容池(きょうようち)の桜 龍安寺(右京区)

世界文化遺産に指定されている龍安寺。その中にある鏡容池(きょうようち)は、嘗ての平安貴族が池に舟を浮かべ、四季を通じて優雅なひとときを満喫した場所である。春には、美しい姿の山桜やソメイヨシノを水面に映し、まさに「鏡容池(きょうようち)」となり、見る者を魅了する。

2.一休寺 春の方丈庭園(京田辺市)

一休寺の通称で知られる酬恩庵は、室町時代に一休さんこと一休宗純和尚が晩年を過ごした寺院。江戸時代に作庭された方丈庭園は国の名勝に指定されている。新緑のグリーンと白砂の落ち着いた空間で訪れる者の心を癒す。

2022年夏季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.久多に咲く北山友禅菊(左京区)

京都市最北端に位置する久多では、夏の風物詩である北山友禅菊が7月下旬から8月上旬に見頃を迎える。北山友禅菊は自生していた野生菊の中から特に強く、色鮮やかなものを選び栽培されたもの。自然豊かな緑の山々と茅葺屋根を背景に、鮮やかな紫色の菊は訪れる者に爽涼と京都の奥深さを感じさせる。

2.霧降りの滝(京丹後市)

京丹後市の指定文化財に指定されている霧降りの滝は、流れ落ちるその水が岩肌に当たり、水しぶきが霧になって降り注いでいるところから名付けられた。深緑が映えるこの季節、赤茶色の岩肌に幾条もの白い筋を描いて流れる滝は迫力もあり、優美である。

2022年秋季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.久美浜湾の夕暮れ 兜山(京丹後市)

京都府北部にある久美浜湾は小天橋(しょうてんきょう)と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられた穏やかな潟湖(せきこ)。湾の南東にせり出した小高い円錐型の山は、その形状が武士の兜に似ていることから、兜山と名付けられ、夕暮れ時も、穏やかで美しい景観を引き立たせている。

2.真正極楽寺 真如堂(左京区)

京都市左京区にある真如堂、正式名称は極楽浄土を願う正真正銘の場所という意味を込め、鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺と名付けられた。秋には、三重塔を取り囲むように植えられている木々が葉を紅に染め、見事な景観を作り出し、境内を華やかに彩る。

2022年冬季シリーズとして、次の2種類のポスターを掲出しました。

1.雪の福知山城(福知山市)

丹波を平定した明智光秀による築城当時から、400年以上の歳月を耐えてきた個性豊かな石垣が魅力的な「福知山城」。桜や紅葉の名所としても名高いが、よく冷えた冬の朝に、白銀に映える天守が輝きを放つ景色も圧巻である。

2.廬山寺の追儺式(ついなしき)鬼法楽(上京区)

比叡山延暦寺の僧侶である元三大師良源が開いた「廬山寺」。京都最古の節分会といわれる廬山寺の節分は、「鬼踊り」とも呼ばれる鬼法楽が行われる。人間の善性を邪魔する三種の煩悩「貪欲・瞋恚(しんに)・愚痴」を体現する三色の鬼が武器と松明を手に踊る様子は迫力満点で、訪れた人々を魅了する。