京都銀行の「美術研究支援制度」は、京都市立芸術大学の学生が制作された作品を毎年継続的に購入することによって制作者の美術研究費用を支援するもので、優れた芸術の創造・振興に寄与することを目的として2001年に創設いたしました。
購入作品をホームページ上でご紹介することによって多くの方々にご鑑賞いただき、文化・芸術振興の一助になればと願っております。
あらゆる生命が、穏やかに伸びやかに淡々と日々を紡ぎゆく姿は、目も開けていられないほどに眩しく感じられます。
素材 ; 鳥の子紙・岩絵の具・膠
今は本を描くことによって、作品と鑑賞者の間に何が生まれるかを観察している途中です。
素材 ; 和紙・岩絵具
自分の中の「かたまり」のイメージをキャンバスに表現し、鑑賞者に新しい意味や解釈を与える事を目的として制作している。かたまりとそれを取り巻く空間をオイルパステルのラフな線や筆跡を残しつつ描き、意外性のある画面を目指した。
素材 ; キャンバスに油彩・オイルパステル
食べ物のモノ性を大きくすることで、モノと食べ物との意識の境界をなくしていき、「食べ物も食べ物でないものも同じ"造形物"として捉える」ということをテーマに制作しています。
素材 ; キャンパスに油彩
この作品は、作家が選ぶモチーフとそのモチーフが平面作品になるという「絵画」の仕組みについて、版画という技法を用いて研究した作品です。平面作品を制作する際、当然すぎるために見落としてしまうようなことについて深く考える制作態度を大切にしたいと考え制作しました。
素材 ; 紙・リトグラフ
日々描くドローイングなどのイメージをデータ化し、可変させるところから着想し、作品を制作している。ドローイングで生まれるイメージは偶発的なもので、また同じように描くことはできない。しかし、その絵をスキャンしてデータとして取り込むことで、偶発的なドローイングでさえ、サイズの可変や数の操作が可能になる。拡大によって線が面に変化したり、地と図の関係性を考察することで、新しく生まれる色や形、印象など、イメージの可能性に着目している。
素材 ; 紙・シルクスクリーン
一瞬一瞬に生じる自然な形を表現するため、風に吹かれめくれ上がる布や紙のイメージをモチーフにした作品です。
革に漆を塗り、漆が乾燥することで革の反り具合を固定させる特徴を生かしました。
素材 ; 革・漆・貝・金粉
土という素材の中に生命力を感じていますので、現在主に土を素材に使って制作しています。水で濡れている土にその生命を表す力が宿っているんじゃないかと考えて、その瞬間を取ろうとしています。この三色の土は宮島で採った土で、神秘的にも力や美しさが含めてあるのではないかと考えています。
素材 ; 和紙・土・ろう