京都銀行の「美術研究支援制度」は、京都市立芸術大学の学生が制作された作品を毎年継続的に購入することによって制作者の美術研究費用を支援するもので、優れた芸術の創造・振興に寄与することを目的として2001年に創設いたしました。
購入作品をホームページ上でご紹介することによって多くの方々にご鑑賞いただき、文化・芸術振興の一助になればと願っております。
唐代の宮廷仕女の穏やかさと、宋代画院の完美と言える絵画技法による綺麗な色彩美と装飾美を一つの作品に現している。京都の雰囲気と似合うと思った。
素材 ; 美濃紙、膠、天然絵具
移りゆく造形の関係性や認識のなかでうまれる空間をみつめています。
素材 ; 紙本着彩
日常生活をする中にある生命のないものに、私は"何か"を垣間見る時がある。その"何か"が、生命をもつものと共に同じ場所で生きている姿を、絵にしたい。
素材 ; キャンバス、油彩
自らと深い関係のある、人物を対象にポートレイトを描いている。その人物とは主に、私の家族だ。深い思い入れのある人物と、他のイメージを融合させることで、色彩による金属的輝きを放ち、絵の具により人物像を溶かしていく。
また、流動的な時間の流れと光の世界の中へと溶け込んでいく。
素材 ; キャンバス、油彩
自分は形が曖昧なものを線で興して、形を留める事に興味があります。
直接銅版を引っ掻くドライポイントという技法を用いて、物が形を留められず溢れ出るようなエネルギーを自身が彫り興す線により画面の中の空間を満たしていく事を試み制作しています。
素材 ; シリウス紙、銅版インク
写真に含まれる鮮やかな色を抽出し、それをテーマとして成立させた作品の制作。写真のマチエールを見せるため、ハイライトの部分に白いインクを厚く盛るように刷ったことで、過度にインクの存在感を強調し、鑑賞者が写真の表面に焦点をあてる効果を持たせている。
素材 ; インクジェットプリント、シルクスクリーン
装身具をテーマに制作し、今作は兜がモチーフになっている。私はその機能性よりも、細かな意匠や巧みな装飾に魅かれている。“目に映る一部一部を抽出し、自分のものとして収集したいという欲求”は常にある。その場を華やか、きらびやかに魅せるシンボリックで強く主張する新たな“飾り”として再構築した。
素材 ; 陶土、組紐、金彩銀彩、釉薬
秋は物質的にも豊かですが、気持ち的にも楽しくなる季節です。
本作品はその秋が持つイメージを表現した作品です。
素材 ; 漆